ななしさん
我慢していたのではないかもしれない。
「我慢するしかなかった」が正しいのかもしれない。
子供の頃は、自分ひとりでは何も出来ない。
自由になるお金も時間もほぼないから、多少反抗しようが、結局親や学校が言う通りにするしかない。
でも大きくなると、力も知恵もついてくる。
高校生になれば時間のやりくりを覚えて趣味を楽しめるし、バイトも出来るし、友達同士で旅行にも行ける。
とても悲しいことだけど、親に虐待されていた子が、大きくなったら逆に親を殴るようになったりすることもある。
小さい時の我慢してばかりだったあなたは、我慢することを納得していただろうか?
同じ我慢でも、「ここは我慢しよう」「我慢した方がいいかな」「本当は我慢したくないけど我慢しないと」「我慢する以外ない。どうしようもない」は全部違う。
自分で納得した我慢は心を鍛えるけど、しない我慢は大きなストレスになる。積み重なると噴火する。
あなたの噴火の時が来ているのかもしれない。
でも、それは悪いこととは限らない。
今までのストレスを全部ぶちまけて、いっぱい泣いてからっぽになったら、本当は自分はどうしたかったのか、誰に何をして欲しかったのかが見えてくると思う。
わがままとは我儘と書く。
つまり、我儘にはあなた自身の本当の気持ちが必ず現れている。
その我儘の中に、今までフタをしてきた自分がいないか、探してみて下さい。