田舎の方では、生まれた子猫を川に流して水葬する風習がまだ残ってるのかな。
水葬って表現は正しくないかもだけど。
もう15年以上前のことだけど、うちの実家がそうだった。
幼稚園の頃、子猫を守ろうとしてダンボールに隠してたら、家族に見つかって、ものすごい剣幕で怒られた。「人殺し!」って叫ぶ母の声が鼓膜にはっきり残ってる。どっちがだよってね。親猫を去勢してやれやってね。
今思えばあそこからわたしの人間嫌いは始まってたんじゃないか。
名前のない小瓶
49540通目の宛名のないメール
お返事が届いています
ななしさん
自分が子供の頃にも友達の家がそうしていました。
子供ながらにショッキングでした。
大人になった今なら、飼い猫ならきちんと去勢をするのが責任だとわかります。でもそもそも費用を払えなかったり、親にそういった知識がなければ難しいのかな
ななしさん
昔の田舎は普通でしたね。
友達が親の命令で生まれたての
子犬5匹生き埋めにしてました。
山の中でね。平気な顔で始末してきた。
と言ってました。考えてみれば
昔の寒村は生まれたての人の子さえも
埋めていましたからね。そのDNAは
厳然と流れています。
身体の弱い子程大事にするのは現代で
あって昔は身体の弱い子は生きていけないので早めに言葉は悪いが始末する。野生の
動物と同じですね。それだけ現代は
ゆとりがある証拠なのでしょうね。
昔はそうでもしなければ自分達の食い扶持
が減って危なかったのでしょうね。
ななしさん
流されていった子猫を思うと涙が止まりません。
親猫も、悲しかったと思います。
烏羽
…小瓶主さんの事とは離れちゃうかもしれないんだけどさ。
動物も虫も、魚も植物も、命があるのにね。
我が身可愛さと言えばそうなのかもしれない。
だけど、怖くてたまらないといってもそうなのかもしれない。
博愛。
命を平等に考えれば考えるほど、とても疲れる生き方になるような気もする。
贔屓。
やり過ぎるのも、エゴというのか、そこまで言う事、やる事ないんじゃないかとか、変な部分もあるんだけど、全くしないというのも、そうそうできる事じゃないように思う。
俺は今もよくわかんないな。
何かを食べるため。自分を守るため。
割り切って考える事も出来るし、そうじゃないって思う所もある。
何か、どっちか偏り過ぎてるように思える人を見ると、自分が変な気持ちになる。
だけど、そうなると、俺もある意味で偏っているという事でもあるかもしれない。
無情ではいられないし、割り切れないわけでもない。
どこか煮え切らない思いが、ずっとあるね。
選り好みしないようにしようとすると、自分の身が持たなくなるし、選り好みをしようと意識を置けばというと、やはり気になるものは気になる。
人間だけじゃないんだよと、そういう事を言いたいんじゃないけれど…、どうしてもそのニュアンスも含んでしまうかな。
動物にも、植物にも、微生物にも、多分あるものはあるんだよね。選り好みみたいなものが。
出来る時に出来る事をするしかない。
そう思ってはいても、自分の感じた違和感から目をそらす理由にはならないからね。
仕方がないと思っても、割り切るというか、断ち切る事が出来ない。
少しずつでも考えながら、歩いていく。
人は人の領分で考えるのが一番楽だし、一番身の丈に合っているのかもしれない。
あまり超えて考えるものでもないのかもしれない。
…だけど、やっぱり気になるものは気になる。気にしないように努める事も出来るし、そう続けて行く内に、ある意味鈍感になる事も出来る。
麻痺という事も、慣れだという事も、出来るには出来る。
考えない事も出来なくはない。
他者の命なんて、本当は誰かのルールで測る事も出来ないだろうけれど。
自分勝手に殺していいか?ぞんざいに扱っていいか?…そう問われれば、そんな訳ないだろう!とでも言いたくなる。
でも、本当に大変な事、対処出来なくなってからでは遅いというか、身を守らなければそれで終わりだとも言える。(蜂とか熊とか猪とか野犬だの狂犬病だのなんだの)
自分の事を人間と同じなんだ、とでも思ってるんじゃないかってくらいの、そんな犬とかもいそうだ、と思ったりもする。(動物にもよる)
今だとね、原因が大体わかるから、医療とか保健所とかなんとかなる事もあるけれど…
多分、昔はそんなちゃんとした知識もないから、犬猫に良かれと思って人の食べるようなカレーライスとか甘いお菓子とか(恐らく彼らにとって栄養過多過ぎて、処理できない毒みたいなもん。…人間にもあるよね。しかも微妙な、絶妙な栄養のバランスで、健康が成り立ってるっぽいので…うん)上げてたりしたらしく、極端にいえばアフリカとかの一部地域みたいに、呪いのような認識で、人間にはどうしようもない事だといった対応、また、現代知識的に不適切な事も多かったかもしれない。
…一応書いとくけど、当時を知る訳でもないので、憶測です。鵜呑みにしないでね。
自分勝手、身勝手に、自分らを守るため何かを殺したり、自分らのために何かを守ろうとしたり、思うところがあったり。
極論、全部自分勝手っちゃそうなんだけど、身を守るために何かを殺そうとするのも、ある意味では命を平等に扱っているというか、同じ天秤の上にしているというか…ね。
良いか悪いかはよくわかんない。
でも何か、多分あるんだよね、人それぞれに、間違いたくない一線みたいなものは。
ななしさん
今80代の祖母も昔やってました。
元野良の猫飼ってて、子猫産まれたから流してきたって。
は??と思ったけど、こわくて何も言えなかったです。
ななしさん
田舎出身だけど子猫を水葬なんて初めてきいた。
それになんで段ボールに隠してたら人殺し?
子猫を水葬しないと人が死ぬとかいう迷信でもあるの?
生け贄?
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。