苦労は人を歪ませるのだろうか
苦労は優しさを得るなんて言うけど
人は自分のことで一杯いっぱいだと
人に優しくする余裕はなくなる
その辛い時期が超えたからって
優しくできるとは限らない
どんなに辛くても支えがなくても乗り越えられてしまったなら
人にも厳しくなるんじゃないか
誰でも何かしら心の傷はあって
苦労もあるだろうけど
それがどんな意味をもつかはそれぞれ
人から立派に思われたいとか
立派な人間にならなくてはとか
思い始めたら
まるで修行僧みたいな生き方になる
苦労を誰にも見せず一人で乗り越え
周りの人たちにはどんな時でも優しく接する
強い人はやれてしまうのだろうか
自分はできなかったしあっさりやめた
嫌な人間にもなった
苦労を糧にできるほど強くもないから回避できるものはたくさん回避した
聖人君子にはなれない
強くもなれない
優しくもないのだろう