自分より年上の人を見るといつも思うのは
私はこの人の年まで生きているのかな
生きていたくないな
どうしても年をとることが滑稽に思えて
気がつけばハタチになっている自分がとてもとても醜くて、殺してしまいたくなる。
まだ若いんだから、なんて言われてもそんなの相対的な話でしかない。
あの頃はまだ5歳だったのに、10歳だったのに、15歳だったのに。
そう思って涙する。
そして、自分の過去や現在を疑う。
全部が嘘なのではないか、
本当は私なんて存在しないのではないか、
私だけではなく家族友人地球さえ存在しないのではないか。
そう思うといたたまれなくなる。
何が本当で何が嘘なのか。
それさえも確かめる術がない。
まるで映画を観ているような感覚で、ね。
私にできるのは自分を傷つけることだけ。
そうやって誰かにSOSを求めることしかできない。
言葉で伝えることがどうしても難しくて。
何かを口にしても全部嘘になる気がして。
こんなことを思っている自分に対しても
またそんなこと言って、本当のことはわかっているんでしょう?
なんていう自分もいて、ああ頭の中がごちゃごちゃだ。
なんだか嫌になっちゃうな生きることが。