「〇〇さんに認めてもらいたくて頑張ったのに全然認めてもらえない」
「え?〇〇さん普通に褒めてくれるし認めてくれるよ?この間は~だねって褒めてくれた!」
「〇〇くんに秘密打ち明けてもらえて嬉しい!少しは特別になれたのかなぁ」
「それみんな知ってるよ。みんなに言ってるから全員知ってる。逆に今まで知らなかったの?」
…なんか…、いや、いいんだけどさ。
認めてもらえないっていう子に、私じゃ力不足だろうけど、だけどそれでもこんなところ私は素敵だと思うよって言おうと思ったら横から私は褒めてもらえましたアピールが飛んでくる。
ただでさえ落ち込んでいる子に何てことをって思っちゃうよねぇ。
事実だからってそれを言うタイミングは間違いなく今じゃないでしょって。
別にその子は〇〇さんが人を認める人間なのかそうでないのか何てどっちでもいいのに何で今それを教えた~~。
秘密を打ち明けてもらえたって言っている子もそう。うーんでも、あとで「みんな知っていたなら教えてくれたらよかったのに!」ってなる可能性もあるのかもなぁ。
何にせよみんな知ってるって聞いて「あれ、そうだったんだ」ってどう見ても顔が暗くなったところを「え、ほんとにほんとに。まじで全員知ってること」って追い打ちをかけているのはちょっとなぁって思った。
思想の自由はあると思うから、なんて思おうが勝手だけれど、それわざわざ口に出す必要あったのかな。
私サバサバしているからって言っておけば何言っても許されるわけじゃないと思うんだなぁ。
自分がメンタル最弱だからかもしれないけれど、そういうの気になって仕方がない。
傷つきやすい分人を傷つけないように一生懸命言葉を選んで話しているから、そうでない人を見るとモヤッとしてしまう。
自分の価値観を人に押し付けるのもよくないなぁとは思うものの、誰かを傷つけてしまう可能性が少しでもある言葉は、口に出す前に一度考えて飲み込む強さを持った人でありたい。
もしかしたら、その一瞬自分が気持ちよくなるために放った言葉にずっと傷つけられながら生きていく人がいるのかもしれないことを忘れたくない。
言葉って本当に、良くも悪くもインパクトあるものは例え話でも大袈裟でもなんでもなく、死ぬまで覚えているものだと思う。
何かあった時に少し思い出してふっと心が温かくなるような言葉を言えるといいよなぁ。