もうすぐ2年。自分だけが、あの突然の告白と別れを告げられた日から、私の人生の時計の針は壊れて進まないまま、止まってしまった。
頑張れば報われる、誠実に生きていたらきっと幸福になれるなんて、どうして信じてたんだろう。
真冬にあかぎれまみれで、毎晩介護を終えて夜道を1時間かけて歩いて帰っていた私を、1度も迎えに来てくれたことなかったよね。貴方は裕福で恵まれたあのこのために、時間を作って、思い出たくさん作っては写真を投稿して。あの子の頼みには、どこへだろうと、簡単に大切な車を走らせていた。体調を崩して寝込んでいても、あの子のためにはお洒落して出かけていた。あの子はいつも綺麗で自由に生きてて。私はお金に余裕がなくてなんとか身奇麗にしてたけれど、汚くて、女としてなんの魅力もなかったんだろうね。惨めだって笑ってたんだね。きっと。貴方のことが憎いわけでもないし、もう好きか嫌いかもんからないのに、あなたの事を考えると涙がとまらなくてしにたくなるよ。あなたの不幸を願う自分が嫌だ。