墓場まで持っていきたい、そんなお話。
社会的にやや逸脱した表現があります。性的な話を含みます。
嫌な人は閲覧をご遠慮願います。
去年ある日、生理前で相当に病んでいた私は行ったことのない地元の山に癒されに出かけた。
ひとりで、それも軽装で。
1時間に1本の電車に揺られ、終点まで。
着いた先は、空気が違っていて。
こんな世界があったなんて、と感動した一方で、得体の知れない興奮に包まれていた。
ひとりでふらふらと散策し、崖の下にある綺麗な川を感動しつつ眺めていたら老人に声をかけられた。
「自殺はやめなさい」と。
病んでいた私はおじさんの声かけにショックを受けた。
何せ自殺するつもりなど無かったからだ。
そこは(後から調べて分かったことだけど)自殺の名所だったようで、私が自殺志願者に見えて、心配して声をかけたようでした。
その素敵な老人は、ここで自殺した人の詳細をありありと伝えてくれた。
その死に様や、死んだ後の処理など。死体を何度も見てきたという老人の言葉には、妙な迫力があった。
一通り話を聞いたあともう一度崖を眺めた。
背筋が張り、恐怖に包まれた。
しばらく恐怖心(たぶん興奮も混じっていた)を堪能して、帰宅した。
その後家に着いてから老人の話やその場の感覚を思い出すと、今まで感じたことのない性欲が湧いてきて耐えられなくなり、その場で自慰をした。
初めて自慰と意識したものだった。
その地にある草木をオカズにしたり(詳しくは書けません)、草木に囲まれて気持ちよくなる妄想をして1時間ほど擦り続けた。初めて性欲を自覚した瞬間だった。
今までsexを妄想したことはあったけど、他人の話を聞いての憧れでしかなく実感がわかなかった。
何に欲情したのかも、自分にはわからないのが疑問に残って未だに苦しい。
だけど、今でもあの地に赴くと性欲が湧き出てくる。
そして性的嗜好も歪んでしまった。植物系だったり……色々。書くとこの小瓶が載らなくなりそうだからやめておく。まあ、有名な嗜好だ。
どうしようもない駄文を読んでくださりありがとうございます。