ななしさん
もしあなたが私の知り合いなら、そんな事言うなと怒り、とことん話を聞いたり遊びに連れ出したりするでしょう。クズだとか死にたいという気持ちが薄くなるように。
逆に言えば、そういう事が出来ないなら、そんな事言うなと怒る資格はないと思います。
私が「死ぬな」と言い、主さんが死のうとするのを一旦やめる。
じゃあその後は?
とりあえず死なさないでおいただけで、その後主さんを抱き締めてすらあげられない、生きる楽しみを分かち合いもしないなんて、無責任な人間ですよね。
だから私には、死ぬな、とか、死にたいなんて言うな、なんてあなたに言う資格ないと思うんです。
あなたが何が原因で嫌われたのかはわかりませんが、しみじみ思うのは、自分を嫌う人に執着しても仕方ないって事です。私は相手が上司だから、何とか距離を縮めようとした時もありましたが残念ながら無理でした。嫌いなものは嫌いで理屈じゃないのですよね。しかし不思議な事に、愛されようとするのを一切やめると、ごく普通の事務的な関係まで修復しました。
何というか…食べ物の好き嫌いと同じかなと思うんです。私はセロリが嫌いです。セロリを口に突っ込まれるのはもちろん嫌です。でも、サラダバーにセロリが置いてあるだけなら何とも思いません。人間関係もそんな風に、適切な距離があるんだと思います。
そして距離をおき、嫌われた所からプラマイゼロの関係まで変化したら、それは前より愛されるようになったと言えると思います。
こういう小さな前進を感じとることが出来たら、もしかしたら少し生きやすくなるかもしれません。
あなたの命に口出しする資格は何もないけど、もしもう少し生きてみるつもりになった時にちょっと息抜きになったらいいなと思い、過去の私が少し救われたお話をしました。
長々書いた分愛を込めたつもりです。この先もあなたが誰にも愛された事がないと言っていたら、私は寂しいです。