名前のない小瓶
私はすごく泣き虫で、小学生の頃よくみんなの前で泣いてました。
先生にも呆れられて、泣き虫は嫌いって言われてすごく傷つきました。今でもたまに思い出すくらいです。
だから泣き虫な自分が大嫌いで、辛いことがあっても泣いたら負けだと思ってました。だってそんな自分が惨めで悔しいから。
だんだん年齢を重ねるうちに、どんどん自分を偽るようになって、本音を言えないとこが増えました。
ちゃんと自分をさらけ出せる人がすごく羨ましかったです。
人前で泣きたい人なんてきっといないです。
嬉しいときだったり、失恋して悲しいときだったり、いろんな場面があると思います。
どの場であったとしても、その子が素直ってことなんだと思います。自分に正直で、自分の感情を人に見せられる。
それって、良いことなんですよ。
何考えてるかわかんないより、わかりやすい人の方が良いんですよ。
私は表に感情を出さないわかりにくい人だから、そういう子が羨ましいです。
私なんかが誰かに言えることじゃないけど、あなたも泣いていいんだよ。いっぱいいっぱい苦しんだんだよね?
不安な時は空を見てみてください。
広い空、この空って世界中同じです。見える景色は違っても、同じ空の下なんです。
みんな同じ空の下にいて、それぞれがいろんな感情を持って生きている。
なんか不思議な感覚になりますよね。
でも、ほんとの涙なんてないです。
どの涙も涙です。
あなたも、「なみだ」を流していいんだよ。