夢があります。それは芸能人になることです。私は女優、歌手、アイドル、タレント、声優、全ての仕事に興味があります

ずっと誰にも言わなかった夢があります。
それは芸能人になることです。ざっくりしていますが、私は女優、歌手、アイドル、タレント、声優、全ての仕事に興味があります。ですから敢えて芸能人、という書き方にしておきます。
歌うことが好きで、キラキラしてるアイドルを見るのも好きで、いつか自分があの立場になりたいとよく思っていました。今でも思っています。傲慢な言い方かも知れませんが、私はテレビでタレントさんが楽しそうに笑っている時、ライブでアイドルや歌手の方がステージでスポットライトを浴びながら歌っている時、見る側にいる自分にとてつもなく違和感と憤りを感じます。こんなところで見ているはずではない、と思ってしまいます。しかし、数多の俳優やアイドルのオーディションに応募してきましたが、書類選考すら通過したことがありません。そのオーディションを通った子を見ると、｢なんで私のが可愛いのに…｣と思ってしまうこともあります。実際はそうではないのかもしれないし、多分私には才能がないというか、光るものがないというか、とにかく目に留まるだけの、会ってみたいと思わせるだけの何かがない。芸能人になれる器ではないのだろうと、勘づいてはいます。それでも諦めきれなくて、また新しいオーディションを探してしまいます。今、また新しいオーディションに応募しようと思っています。でも、応募するのがとても怖くなってきてしまいました。今回応募しようとしているのは歌のサンプルを送るのですが、私は落ちたら、この曲を歌えなくなるかもしれないと思うと、とても怖いです。受かる、受かると思いながら、心のどこかでまたダメかもっていうかダメだろうな。と思ってしまう自分がいて、怖いです。
私は、現在大学進学を間近に控えた高校三年生です。大学に進学することは決まっています。両親は、私にたくさんの時間とお金をかけて勉強をする環境を、学歴を与えてくれました。学歴がすべての世の中ではないとは思いますが、重要な要素であることは間違いないと思います。両親がここまで頑張って育ててくれたのに、芸能人という不安定でリスクの高い夢を追い続けることへのためらいが拭えません。これ以上肉体的にも精神的にも負担をかけたくないので、養成所へ通いたいと申し出ることはできません。バイトをして養成所へ通おうかとも思っていますが、両親にたくさんの心配をかけることがわかっていて、私にとってなかなか簡単な決断ではないのです。
インターネットとかでは『両親及び周りに言うべきだし、言えないならその程度の夢だ。馬鹿にされたって自分の道を行けばいい。』と書かれていますが、私にとってはそうではありません。何度も諦めようと思って、自分を諭して、別の道を探して、それでも諦めきれなくて、心のどこかでずっと燻っていて、人に話すことで馬鹿にされることに耐えられないくらい大事な大事な大きな夢です。確実に自分が叶えられるであろう将来と、小さな頃から描いていたとても大きな夢のあいだで揺れています。
少し自分の中で耐えきれなくなって言葉にしてみました。散文失礼しました。