集団面接をしていると、知らない人のいいところがよくわかる。好きなこともそう。
もっと話したいな、聞きたいな、と思う。
(好きなものがかぶった時は特にね。)
だけどここは面接会場。わきあいあいとみんなで仲良くなりましょう、という場所ではない。
特に一次面接の集団面接は、ふるいにかける場所。蹴落とされてしまう。
この中で誰かが落とされる、そしてその誰かは自分かもしれない。
明るく見えるけど実は元々内気で、その性格を頑張って変えてきたこと、ボランティアで海外の子どもと話して実感が沸いたこと、小さい頃からスポーツ一直線で全国大会…
頑張ってきたんだなぁ、なかなかない機会で面白そうだしどうやって行くきっかけ掴んだんだろう?、全国大会に出るってすごいな!
もっと、もっと聞きたい話がたくさんある、話したい、仲良くなりたかった。
この人達と、沢山話したいと思った。
あの人は最後まで自信がなさそうにしていた。なかなか人ができないことを成し遂げていたのに。もっと自信持っていいですよ、私はすごいと思いましたって伝えたい。
出会う場所が違ったら、友達になれていたかもしれない。友達までとはいかなくとも、自然に話せたんじゃないかなと思う。
なのに、競い合う相手だなんて、悲しい。
あー、ほんと、今日の人気が合いそうだったのになぁ……話してみたかったな