物心ついた時からなんとなく生きづらいです。ずーっとなんか変だなと思いながら生きてます。胸を張って生きることが

本当に疲れました。

いま29歳で、今年30歳になります。男です。
なに不自由なく生きて来ました。中流家庭で一人っ子、欲しいものはなんでも買ってもらえました。自慢ではないですが頭は悪くない方で、関西ではそれなりに有名な大学にも行けました。


なんとなく、就職しました。親のコネでした。なぜか、自分のやりたい事に近い部署に配属してもらえました。毎日定時あがりで、上司も優しい人ばかりで、それら全てが、親の采配のような気がして、自分の人生を生きている気がしなくて、気持ち悪くなってしまいました。働き出して1年半、職場でパニック障害になり、お昼前になんのきっかけもなく必ず過呼吸で倒れるようになりました。

私は自分の力でここまで来たのではない。その思いが苦痛でした。
自分のやりたい事をやってこなかった。だからこうなった。そう思いました。

絵を描く事やものを作る事が大好きでした。中学のときに、美術系の専門学校に行きたいと言った事もありました。でも、せっかく成績が良いのだから進学校にと、先生も両親もあまり賛同してはくれませんでした。

その思いがずっとくすぶっていました。
会社をやめて、絵の勉強がしたいと、両親に言いました。半年、デッサンを習いながらセンター試験の勉強をし、25歳にして、デザイン系の大学に入学しました。

新しい学校で半年経った頃、素敵な彼女が出来ました。8ヶ月で別れました。本当に苦痛でした。夏休みの間、毎日毎日泣きました。比喩ではなく、本当に胸が張り裂けるんじゃないかと思いました。
この頃、彼女との関係について友人に相談したところ、人の言動の背景を読み取れていないと言われ、なにかしらの発達障害を疑われました。
泣きながら発達障害支援センターに予約を取って診断を受けました。
正確な診断ではないですが、発達障害ではないと言われました。
だったら、幼少からなんとなく感じる違和感、この生きづらさはなんなのか、その理由が分かりませんでした。
とりあえず、心療内科に通い始めました。

それでも色んなことに挑戦しました。
いま自分は本当にやりたいことをやってるんだ、楽しいんだ、そう言い聞かせてきました。
年は離れているけど、良い友人がたくさん出来ました。みんなそれぞれの作りたいもの、やりたいことに対して貪欲で、素晴らしい人たちです。
若くて夢と野望に満ちた彼らに負けるまいと思って過ごしてきました。

でも、何一つ、満足に行きませんでした。

結論から言うと、私はデザイナーにはなれませんでした。

一応、誰でも知っているような大手メーカーの設計職になることができました。
大成功でしょ、学校入り直してよかったね、そう言ってくれる人もいます。

でも、なれなかった。
自分が本当になりたい自分に、なれなかった。

思えば昔から私は、器用貧乏なタイプでした。
なにをやってもなんとなく出来る。水泳、絵画、野球、空手、バスケ、テニス、音楽…色んなことをやりました。最初は、え、もうそんなに出来るの？すごいね。でも、そこから極めることが出来ません。一定のレベルから、頑張れないのです。やらない人から見たらすごく見える、でも、やる人からすると全然できない。後から始めた人が、どんどん私を追い抜いて行きました。
そうやって、失敗して人に迷惑をかけて、嫌になってやめてしまう。その繰り返しでした。

それでも、
描くこと、創ることなら、負けない。そう思ってここで過ごしてきました。
結果……結局、ここでも頑張りきれませんでした。
描けないデザイナーになりたくない。そう思って一年の時からずっとスケッチをやって来ました。作品集も作りました。
でも、若い友人が大手メーカーのインターンに参加している中、私はほとんど、選考にすら入れませんでした。

それでもなんとか、デザイナーじゃないけどなんとか、モノを作る仕事に就けた。よかった。そう思いました。
でもその時点で、いや、多分もっと前から、やる気というものが出なくなっていました。

周りの人が卒業制作に打ち込む中、なにも手がつかず、計画が進まず、年末になりました。残り1ヶ月と少し、なんとか卒業制作をやりました。その間だけは必死でした。徹夜もしました。ギリギリまで出来ることをやりました。サボってきた、遊んできた、だけど、なんとかやった！頑張った！頑張ったんだ！そう思いました。

他の人が作った作品たちをみて、愕然としました。
理路整然とした根拠に基づいてデザインされたもの、ただただ圧巻のクオリティのアート…すごい作品がならんでいました。
ああ、また私は、頑張れなかったんだな、追いつけなかったし、追い越されたんだな。そう思いました。

卒制の最終プレゼンが終わった日、暗い気分を抱えつつなんとか打ち上げを明るく切り抜け、それから今日まで、バイトと用事がない限り家から出ない、ほぼ引きこもりの状態で過ごしています。

会社に入る準備や、作品の展示の準備、引っ越しなど、やることがたくさんあるのですが、家に帰ったらこたつに入って、全く、動けません。トイレと食事くらいしか動けず、用事は全て締め切りギリギリまで出来ません。



なに不自由なく生きて来ました。
友人もいます。
勉強も運動も有り体にできます。
身長は低いですが、顔は特別不細工ではありません。とても若くみられることが多いです。
両親は、父親は厳格で価値観は合いません。母親は過保護で心配性です。でも、二人とも私のことを愛してくれていると分かっています。
DVも、借金もありません。母が離婚すると言った事もありましたが、今は両親ともに仲良くしています。
仕事人間だった父は退職してから趣味の釣りに勤しむほど元気ですし、先日の母の誕生日にはケーキを買って帰ってきたと、嬉しそうな母から話を聞きました。

就職の世話もしてもらいました。
二度も大学に行かせてもらいました。
今度こそ自分のやってきた結果で仕事が決まりました。しかも就職難と言われる時代に、30手前で、パニック障害持ちで、誰でも知ってる大手メーカーです。
きっと、きっと、私は幸せなはずです。

なのに

胸を張って生きることが出来ません

いつからか、もう分からないくらい前から

ずぅーっと

なんで生きてるんだろう

なんでこんなに苦しいんだろう

なんでこんなにみじめなんだろう

この先なにか良いことがあるんだろうか

死にたい

どうせ最期にはみんな死ぬのに

なにをやってるんだろう

死にたいなあ、消えたいなあ

生まれてきたくなかったなあ

そう思って、生きています。

これから社会に出る若い友人たち
生活を固めてどんどん結婚していく同世代の友人たち
周りの人がとても、とても、眩しいです

夜中に友人に泣きながら電話したこともなんどもあります。
けれど、友人もいい加減すこし呆れているような気がして、もう彼に相談も出来なくなりました。

こんな話、もう誰にも出来ません。

物心ついた時から、なんとなく、生きづらいです。
ずーっとなんか変だなと思いながら生きてます。

それとも、自分だけと私が思っているだけで、みんな、こんなに辛いのでしょうか。
だとしたら、人に訪れる苦痛はみんな同じで、私の受け皿が小さいのでしょうね。


結局、客観的にみて箇条書きにしたとき、私の人生に欠点が見当たりません。
だから、自分がこんなに辛いのは自分のせいだと思っています。
自分がクズだからだと思っています。
だからこそ、逃げ場がなくて、辛いです。


ふぅ


とても長くなってしまいました。

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。

ずっと、誰かに話したかったのです。
でも、友達も家族もいるけど、誰にも話せないなぁと思っている時に、ここにたどり着きました。

読んでくださって、ありがとうございました。