え?もちろん好きだよ。愛してる。傍に居てくれるだけで幸せだよ。
疲れたのは君のはず。私、あのとき言ったよね。私は何があっても君を守るって。ずっと君の傍にいるって。
有言実行してたでしょ?
君には私が必要。私は君が必要。
ちょうどいいでしょ?
*
そんな辛い顔しないでよ。それだけで私も辛いの。
そんな乙女な顔しないでよ。熱い視線の先は私じゃない。
君が嬉しそうに報告してくるたび、私も楽しそうに笑う。
私にとって君の笑顔は世界一…。
でも、その世界一の乙女の笑顔は私の心に突き刺さる。
*
私が幸せなとき、君は嬉しそう。私が悲しんでるとき、君は心配してくれる。
ごめんね。そんな顔してほしくない。君には笑顔がお似合いだ。
だから笑うよ。何があっても。
君が笑顔になるように。
だから笑うよ。何があっても。
君を守ると決めたから。
だから笑って。私のために。
私も君のために笑い続ける。
私は笑顔が得意なの。
ポーカーフェイスは得意なの。
心に嘘をつくのも得意なの。
でもごめん。君は気づいてるよね。言わないけど、そこが優しいよね。
結局心配かけちゃった。君は勘が良すぎる。
でも、私は疲れてても君を守るし、傍で笑ってるよ。
だって、好きだから。こんなに深い愛情を持ってるよ。
私の世界が君で廻ってるくらい。
だから今日も笑うよ。君のために。
ごめん。
君のためじゃないのかも。
そう、自分のため。
結局人間は自分が一番可愛いんだよ。
同性の大切な友達に叶わない夢を抱き続けている私。