皆さんは、専門学校を辞めることは間違いだと思いますか?
高校を卒業し、専門学校に入学後わずか5ヶ月で辞めました。
入学までの経緯は、やりたい事がないのならばやってみればいいという先生方の押しと、親の思いに負けたからです。
最初は抵抗しました。やりたい事もないけどやりたくないと。ただそれは、黙って親のいいなりにはなりたくないという意思だけであって、どうしてもなりたくない訳ではありませんでした。
入学して、テストや実習、はじめてのワードにはじめての知識。戸惑う事は沢山ありましたが、どれも出来ました。やりたいわけじゃなくても、出来ちゃったんです。
元々学校という場所が苦手なこと。小中の時のいじめで更に苦手になったこと。高校の時に、人間不信になって心が死んだこと。
やりたくないのに出来てしまうこと。
お金がかかっているから入学したからには卒業しなければならないこと。
全てがプレッシャーで、やるからには完璧に。というタイプなのに、やってみちゃって出来てしまう事が本当に苦しくて。
側から見たら、才能と呼ばれるものかもしれないけれど、わたしからしたら、ソイツが私の中にいる事が、死にたくなるほどのストレスだった。
生きている意味も、生きていく意味も、わたしには何もない。いつ死んでもいい。
という気持ちでいっぱいだったある日、学校がものすごく楽しく感じたんです。
毎日死にたくて行きたくなくて仕方なかった。
行く前に吐いて、駅のトイレで泣いて、吐いて、学校着いても吐いて、そんなに行きたくなくて仕方なかった。
そんな学校が、めっちゃくちゃ、楽しく感じたんです。
清々しくなって、今日で学校を辞めて、1週間の猶予期間をお前にあげるから死ぬ前に会いたいやつに会え。って言う、思い。というか声。というか。
次の日から学校へ行くフリをして、猶予は無くなってくるのに人に会う気分にもなれなくて。
3日目で学校行ってない事が親に、家にもいない事が学校に、伝わって。
すごく怒鳴られた。人生棒に振るぞって。棒に振れるほどの人生じゃないのは分かってるくせに。
何も喉を通らなくて水すらも飲まずに死んだように生きて、遺書を書いて。
全然生きてないけれど、中身が詰まった人生だったなあ。って思ってて。そしたら意識が飛んでいた。この世界から離れていた。
気づいたら、医者と看護師。大丈夫ですかって、その一言がものすごく沁みて
ああ私の心配をしてくれる人もいるんだって思って。泣いた。めちゃくちゃ泣いた。誰か助けてって思いながら泣いた。
それから3ヶ月。心が死んで、何も受け付けられずに入退院と通院を繰り返して、3ヶ月。学校から、才能があるから辞めないでほしいと言われて引っ張って引っ張って、限界の3ヶ月。
初めて自分の意思で決めた。辞めたいって。
辞めて後悔してないって、辞めた1ヶ月後に人に言った。
ストレスが無くなって顔を上げて見渡したら、私の事を見ていてくれる人がいる事に気づけたから。って。そんな大切な事に気づけたから、後悔はしてない。って。
だけど。やっぱり、間違っていたのかもしれない。
正解も不正解も世の中には無いっていうけど。
世の中の人の大半が、きっと私の事を知ったら生き方間違えてきたね。って言うんだと思う。
確信はないけれど。
だから、あああの時に死んでおけばよかったのに。って思う機会が多すぎて、私のこれから先なんかに希望を持てない。
胸を張って後悔してないとも、間違えてないとも、言えない。
私は間違えて生きてきた。それだけは、正しい。
ちょっと踏ん張ればなんとかなってた事は死ぬほどある。なのに、逃げた。逃げたんだよ。
現実からも、自分からも。
だから私は、これから、もう一度、心を殺そうと思う。
本気で死にたくなるまで、死ぬ理由ができるまで、寿命が来るまで、今日から少しずつ感情を殺していこうと思う。
だから、私が私としているのは、今日が最後。
だから、皆さん、ばいばい。
ばいばい。
名前のない小瓶
54198通目の宛名のないメール
お返事が届いています
ななしさん
小瓶主さんはすごいです…
他の誰かがたとえ小瓶主さんの生き方が間違っていると言っても、私はそんなことないと思います…
自分で自分の思った通りに生きる、何も間違ってないです。そもそも正解とかないと私は思います。
私は周りの目ばっかり気にして、自分の意思で何かをやったことがないので
、このメールにすごく勇気づけられました。ありがとうございます。
私も、この先希望なんか持てない、ずっと死にたいと思って生きています。でも小瓶主さんのように自殺をする勇気もなく、自分で何かを決めることもできず、無意味に日々を過ごしています。私なんかよりよっぽど小瓶主さんはすごいです…
文章を書くのがあまり得意ではないので稚拙な文になっていてうまく伝わってないかもしれませんが…
小瓶主さんには「私」(自分として、というか感情を殺さずに)として生きていってほしいです…
私の理想の押し付けみたいに思われたらごめんなさい。それでも、小瓶主さんは(メールを読んだだけで何言ってるんだって感じですが)私の尊敬する生き方をしていた人です。
どうか感情を殺さないで、生きてください。
もしこのお返事を見て気分を害されたならごめんなさい。
私の言うことはただの他人の思いとして聞き流していただいて大丈夫です。
拙い長文失礼致しました。
名前のない小瓶
今は感情を殺さないと辛くてたまらないならそうしてください。
でも、ずっとそれではとても残念です。
あなたは、学校という場にトラウマがあるのですね?
今はどうされていますか。
アルバイトでも何でも良いので働くというのも1つの手です。
学校ではなく社会。
学校に行くのではなく、社会に出てみる。
親御さんは、気持ちを押し付けてしまってる部分も見受けられますが、それはあなたを心配しているからであって、あなたを思い通りにしたいとか、そんな歪んだ感情から来るものではないように思えました。
あなたの文章からはね。
少しでも就職がしやすくなるよう、あなたがこの先生きていくのに困らないよう、そんな思いからなのではないでしょうか。
「親の思い通りになりたくない」
それは、自立してからこそ言える言葉です。
働いて、自活できるようになれば、家も出られる。
やりたいことを見つけるために学校に行く必要はない。
専門学校は、確かに就職に直結してるけど、その通りに就職してやり遂げられる人ばかりではないんだ。実はね。
アルバイトで、立派にやってる人もいる。
アルバイトがうまくいって正社員登用される人もいる。
気持ちが落ち着いたら、社会に出てみるというのも選択肢のひとつに入れてみてください。
社会にでると、今までいた「学校」という世界のちっぽけさにやっと気づけます。
そしたら、また少しずつ感情を生き返らせてほしい。
あなたを甦らせてほしい。
苦しい人生だったからこそ、どうか幸せになってほしい。
そのためには、幸せを感じる感情が必要になるから。
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。