自殺について思うこと
自殺って、人間の最後の尊厳なんじゃないかと思う
人によって事情は違えど「死にたい」と思うほど追い詰められ、そしてその現状を変える術を持たない人に残された最後の道
壊される前に死ぬこと
殺される前に死ぬこと
自分の人生を、せめて自分の手で、自分の意思で終わらせたい
いつまで続くとも知れない苦しみに決着をつけたい
生きていて居場所がないなら、せめて死に居場所を求めたい
そう思うことを、誰が責められようか
誰かの自殺を悲しむ資格があるのは、その人を救おうとして救えなかった人だけだ
救おうとすら、助けようとすら、見ようとすらしなかった人に、その死を悲しむ資格なんてない
人を信用することができないほど傷ついた彼らは、どうしたら癒されるのだろう
頑なに心を閉ざしてしまった彼女らは、どうしたらもう一度心通わせることができるのだろう
こんなにも苦しんで傷ついた末に死を選ぶ人々を救う神がいないのは、どうしてなんだろう
もう誰にも、悲しまないでほしい
優しい人が優しいままでいられますよう