ななしさん
付き合う中で、彼が変わったのか、それともあなたが変わったのかで、結論は変わってくるのではないでしょうか。
まず、彼が変わったパターン。
付き合った当初は男らしく尊敬も出来る人だったのに、それは実は表面上だけで、本性は気が利かず何も考えていない男だった。それが付き合う時間の中で判明した。
そうだとしたら、あなたが惚れた姿と実際の姿が違うのだから、別れを考えてもいいと思います。
逆に、あなたが変わったパターン。
彼は最初から気が利かず何も考えていない男だったけど、「不器用でかわいい」「彼は私がいてあげないと」などと、いわゆる「恋は盲目」「あばたもえくぼ」で、あなたが彼の欠点を許容していた。それが許容出来なくなった。
そうだとしたら、彼自身は何も変わっていない。例えば「結婚相手として考えたら」などと、ハードルを勝手に引き上げて彼を判断するようになった、あなたが変わったのです。嫌な所が目につくようになったのは彼が悪いのではなく、あなた側の都合なわけです。
それで別れるのはかなり一方的だと思います。ハードルが上がったなら、まずやるべきことは彼に幻滅することではなく、ハードルが上がったことを彼に伝えて、もっとこうして欲しい、こういう関係になれたら嬉しいと、はっきり伝えることです。
あなたが最初にやるべきことは、惰性という意識を捨てることだと思います。
惰性だと何もかもいい加減になります。自分の気持ちを伝えることも、相手を気づかうことも、相手を注意深く観察することも、相手に向ける自分の愛情を見つめ直すことも、惰性な状態ではきちんとやらなくなります。あなたがモヤモヤするのは、そういう不完全燃焼からでは?と感じます。
付き合うにしても別れるにしても、そういうことをきちんとやった上で、今後の関係を考えていくことが大切なんじゃないでしょうか。