分かってほしいんだ、本当は。
察してほしい、に近いかな。
「私は大丈夫」
周りから見たら、そう見えるらしい。
それなら、
私は大女優並みの演技力ってことかしらね。
…なんてね。
ニコニコしてるのも、
気丈な態度も、
全部、全部、全部、
頑張ってそうしてるんだよ。
誰にも気付かれないようにするのが、
気遣いとか優しさだと思ってた。
だけど、
誰にも気付かれない気遣いや優しさは、
特別なものではなく普通なものになってしまうんだ。
ニコニコするのを辞めたら、
「機嫌悪いの?」
弱音を吐けば、「らしくないよ」
そうじゃない。
私が欲しい言葉は、そうじゃない。
私の弱さに気づいてくれる人が、
どこかにいたらいいなぁ。
寄りかかれる人が欲しいなぁ。
私はいつまで1人で立っていなくちゃいけないのかなぁ。
ずっとかなぁ。
生きることは、頑張ることだもんね。
頑張って生きなきゃいけないんだもんね。
頑張るのを辞めたら、ダメだよね。
分かってほしいと思うのは、甘えだ。
頑張れ、私。
みんな頑張ってるんだから。
頑張れ。
ね、頑張って、私。