世の中には楽しくて素敵なものが溢れていて。
それを感じるのは楽しい。
アイスはおいしいし、アイドルは可愛いし、ハンターハンターは面白い。
だからまだ生きていたいと思う。
でも肝心の私自身を私が好きじゃない。
私を生かすことが好きじゃない。
楽しいことを楽しんでるところに私はいない。
楽しめるのは、自己を薄れさせることができるから。
自己を薄れさせたいから、物とか人に自己投影して楽しむ。
それは心安らぐ時間。私が私じゃなくてもいい時間。
私の見ている世界は平面。
3次元も2次元も変わらないんだ。
全部絵本みたいに動いてないの。
どうやらこれは離人症っていうみたい。
人の顔あんまりわからないし、誰かと話してる途中でも私の魂がすーっと後ろに抜けてって私が私を俯瞰して見てるみたいな視点になる。あれ?私なんでこんなところにいるんだっけ?って全部馬鹿馬鹿しくなっちゃう。
スマホすらかなり意識して手に力を込めて握ってないとすぐに落としてしまう。しかも落としたことにも気付かず蹴り飛ばしたり。
だから世の中の「ふつう」に合わせなきゃいけないときはとても消耗する。がんばって自分を体の中に閉じ込めておかないと、すぐ抜けてってしまうから。そしたらすぐ変な人だってばれちゃう。
私が私でいる時間は疲れる。
すきじゃない。
せめて私があの背の高い猫目なアイドルだったらいいのに。
可愛い器を楽しめるのに。
こんなのいーーーらない。
魂はもう抜けたがってるよ。
でもハンターハンターの続き読みたいしな〜〜。
そのためには私の身体を動かして、働かなきゃいけない。能動的に。私自身が。
受動的にコンテンツを楽しむだけのからっぽの人間でいいよ、私は。
楽しいことを受け取るメリットと、そのために働くデメリット、ちょっとデメリットの方が大きすぎるなあ。
私はもう私でいたくないんだって。
6月はどうやって生きようかなあ。
また衝動的にドアノブに首引っ掛けてここじゃない場所に行きたがる私の魂をどうにか体に抑え込んで。
あーくるしい。
生きたがる身体と逃げたい魂がまた離れてく。
遠くへ離れてく。
ななしさん
(小瓶主)
1通目様。
あなたも離人症だったのですね。
最近になってようやく蓋をずらして呼吸ができるようになってきました。
でも私はもう小学生のときにはぼけーっとしてしまうことがほとんどだったので正常な状態でいる記憶があまりないのです。
だから離れている方が自然で、痛くないのでどうしたもんかなあと思いながら生きてます。
2通目様。
なんかそのお返事めっちゃしんどいです。
(いい意味で)
ごめんなさい上手く言えなくて。でもそのお返事すごくうれしいです。なんとも言えない幸せな気持ちになりました。
しんどくてもうダメだってときにHHに出会ってしまって死ぬのが惜しくなってしまいました。こまった。責任とってみんな幸せになってほしい。