好きなものが、好きと言えなくなってしまった。
同じものが好きだという人をみかけても、自分がその人と話せるほどの熱を持っていないと思うので、話しかけたりできない。
小学校高学年の頃にすごくハマったものがあった。それにゆかりのある場所に行きたいと思ったし、それに関連するものを見るだけで嬉しくてニヤニヤした。
もちろん今も好きであるけど前ほどの熱を持っていないのは自分でも分かる。
今みてもいいものだとは思うけれど、前との明らかな落差を感じる。
飽きた、で終わればいいのかもしれないけど、そんな自分にどこか失望する。
そのあともとっても好きなものができた、そしたらさらにそれへの関心は薄れていったように思えた。
そしてまた好きになった色々なものにも好意が薄れていって、関係するようなものを買ってみても、あまり喜んでいない自分がいる。
それにまた失望する。
1度、死のうとしたことがあった。
未遂に終わったが、その時に少し周りを整理しようとしたときに好きだったはずのものを捨てれることに気づいた。生きてまでしたいことも欲しいものもないことに気づいた。
それから1年以上経ったが、正直たいして気持ちは変わっていなかった。変化もなく日々を過ごした。それだけでも褒めてほしい。
話がそれてしまったけど、
欲しいものと言われても、なんだか分からなくなる。なんとなく欲しいけれど、そこまで欲しくないものばかりで。
いざ買ってみても満たされないと悲しいし。
夢中になれるものがほしいな。他はどうでもいいと思えるくらいの。
それを見るだけで幸せになって、にやにやが止まらないような。日々をそれだけ考えて過ごせるような。それさえあれば何もいらないと思えるような。それを得たら心から喜べるような。
そんなものがほしいな。