妹から腹を殴られたと父に訴えた
昔から妹贔屓だったから望み薄だけど、どうしても痛かったから叱って欲しかった
でも彼は声を荒げて私を非難するばかりだった
希望なんて持っていなかったはずなのに、目を怒らせる父を見て寂しく思った
そう考えるあたり、此の期に及んで期待でもしていたのかと自分自身に失望した
父の言う「長子だから」に耐えてきた、今更それ以外の立ち振る舞いが出来るとも思えないけれど、これからもこの手の理不尽はいくらでもあるんだろうなと思う
逃げようという気力はないから、いつまで私の精神が保つのか見ものだ
さっさと壊れて楽になりたい
無い物ねだりはもう飽きた