こんな夢を見た.
すごい 大好きな人がいた.
彼とは 誤解が元で別れた.
けど 恋しくて仕方なかった.
彼の顔は なぜか当初より
別れた時の方が醜くなっていて
それは別れの悲しみから
そうなったのかもしれないのに
その時の私は
ああやはり行いによって
顔というものは変わってしまうのだ
と 思ってた.
ある時 意を決して
帰ってきた彼を呼び出して話をする.
その時は めっちゃ 気まずかったけど
話し合いがうまくいったのか
私達は 縁者から遠く離れた所で
二人きりで暮らしてた.
ずっと前からそうだったように
彼が姿をあらわすと
私は 全身から喜びを溢れさせ
彼のもとへ駆けていった
彼のTシャツには 漫画が描いてあり
ああたしかこれ
『よつばと !!』じゃない なんだっけ
とか言ってた (実際 よく似ていた
街中の人が
そんな美しいTシャツを着ていた
そして
『行いによって顔も変わる』
『別れの悲しみからそうなった』という
根拠のない事実を証明するかのように
彼の顔は また とても綺麗で
その時 私は ごく自然に
宛メに 『私 二次元になりました』って
出さなきゃなぁ と思ってた.
さみしくも こわくもなく
『蹴られた石が水底に埋もれるように』
私は大好きな人と絵になったんだ
この日々は終わらないんだ
と 考えていた.