管理職の男性陣へ申し上げたいこと。
奥様が妊娠出産、幼児を育児中の部下に対して、「お祝い」とか「たまには息抜きしないと」と称して飲み会に連れ出すのは、おやめになった方がいいですよ。
出産のダメージで体がボロボロになった奥様を助けるのは旦那様の役目なのに、その旦那様を酔っ払いの役立たずで帰宅させてどうするんですか。
妊娠中の十月十日不自由で、生まれた後も授乳で寝不足の奥様が、自由気ままでほろ酔いでヘラヘラしてる旦那様を見たらどんな気持ちか、少し考えたらわかりません?
おむつ替えやお風呂入れるのを覚えたら奥様は助かるのだから、旦那様は練習した方がいいのではない?
子供が動き回るようになったら家の中は戦場でしょう。その状況を奥様だけに任せるの?
仮に奥様にとっては何も任せられないような旦那様だとしても、奥様が何かしたい時、子供を見てるくらいは出来るでしょう。
「俺はそんなことしなかったぞ」「妻にでかい口を叩かせなかった」と自慢げに言う上司。
こんなこと言うのは気が引けますがね、そんな態度だったから十数年経った今、奥様とお子さんに邪険にされて家に居場所がないのですよ。飲み会でいくら愚痴はかれても興ざめです。先に家族を雑に扱ったのあなたでしょ。
母親を大事にしない父親なんて、子供が好きになるわけないでしょうに。
旦那様もこれ幸いとウキウキ行ってしまう人なら救いようがありませんけど、上司の言うことだから断れない…奥様も「上司さんが言ってるならいってらっしゃい」と言わざるをえない…そういう方も多いでしょう。早く帰って我が子の顔を見たいのに、だらしなくクダをまく酒臭い上司の隣に座り気を使う、そんな時間は苦痛でしかありません。
今日も誘いを渋る若パパ社員に執拗に絡む中年上司がいたので、女性社員総出で引き剥がしました。
もちろんすべての男性がそうとは言いませんが、どうしてこう気が利かなくてデリカシーもないオジサンが多いのかと思うことが多々あります。先に結婚し子供を持ったのに、その経験値が感じられない。まだ結婚もしていない三十前後の若い男性の方が、気を使って「後はやっとくよ」「早く帰ってあげて下さい」と言ってあげています。不思議です。
ななしさん
日本には男尊女卑とか儒教的な考え方がまだ根強く残っていますからね。
年長者を敬えとか長男が家を継ぐだとか嫁は大きな顔をするななんてことを本気で信じてる前時代の人がまだたくさん残っています。
そしてそれは少しずつ薄れたとしても完全に無くなることは難しいでしょうね。女性の方にも無意識下に刷り込まれているので。
巷でよく耳にする「こんな女は嫌われる」(「こんな男は嫌われる」とあまり聞かないのはなぜ?)「女同士の戦い」(は下品で滑稽な感じに語られるのに「男同士の戦い」には正義のイメージがあるのはなぜ?)といった些細なフレーズにも表れているということにみんなが気付かないといけませんね。女性の側も違和感なくそれらのフレーズや価値観を受け入れてしまっていると思います。
世界の歴史的に見ても女性が市民権を得たのはつい最近ですし、戦い続けていかなければすぐには変わらないでしょうね。声を上げ続けて価値観を少しずつ変えていくしかないと思います。