表面だけ見られて本質を見極められない大人。
表紙だけで判断して中身が不良品でも気づかない人々。一体この世の中に表紙だけ立派で中身がない人々がどれくらい存在するのであろうか。そして中身で判断できる人々がどれだけだけいるのであろうか。私は表紙だけ立派な本にはなりたくない。ありのままの中身と表紙が同じ本でありたい。別に、その本を見て褒めて欲しいわけではない。ただその本を否定しないで欲しい。ただその本を表紙だけで立派な本と比較しないで欲しい。ただただその本を見て公平に判断して欲しい。目を閉じれば何も見えず、耳を塞げば何も聞こえず、鼻を摘めば何も臭わず、私たちはなにかを媒介して物を認識するだけの何か介してでなければこの世の中を生きれない。その媒介物を失った時、私たちはそれを死と呼ぶ。