名前のない小瓶
良く高校まで耐えた。
もう少しで成人できる。
成人できれば働けるし、どこへでも行ける。
だからそれまで生き抜くための事をして。
助けが必要なら、行政や相談所に手当たり次第相談して、抜け出す方法を考えて。
逃げなければならないなら、逃げて。
とにかく死なないで。
一人で自立して生活したら、幸せがわかる。
安心できる。
義務教育も未成年も大人になるための仮想空間だから。
働いて、自立すれば好きなことが出来る。
頑張って生き抜いて、幸せな家庭を作って。
家族を大切にできる大人になって。
死なないで。