私は生まれてから今まで家族を微塵も
愛していません。
理由は幼少期の私がわがままで傲慢な友達気取りの女の子に悩まされ、本当に困って助けてほしくて…なのに母親も父親も子供の気持ちに寄り添う対応をしないどころか「世間体を気にしすぎた臆病な正論」で幼少期の私の心を深く抉ったからです。
今でも人間関係に悩まされ、少しでも精神的に弱った一面を見られてしまった時に…
奴らは獲物を嗅ぎつけたハイエナのように
表向きは「娘の悩み相談を解決してやっている父親」に見せかけ、自分の人生観からくる一方的な要らぬお世話なアドバイスをする始末…
くたびれた。そう思った。
だから、私は告白します。
私は幼少期より祖父以外の家族を微塵も愛してない。
今まではそんな自分を自分で責めていたけど…
私はそんな今の自分が大好きだ。
家族を愛してない自分をそのまま受け入れた。
なんだ、家族が無償の愛をくれないなら…
私もやつらに無償の愛なぞくれてやる必要なぞなかったな。
いちいちバカらしくなった。
今は家族を愛してない自分が好きだ。
大好きだ。
もう大事にしなくていい。
家族を大事になんてしなくていいんだ。
やった。やっと解放された。
かつては憎んでさえもいたけど…
もはや、どうでもよくなってきた。
他人なんか心底どうでもいい自分が今は大好きだ。
家族を憎んでいた自分、家族を愛してない自分もまとめて大好きになった。
これからは、自分がワクワクする道だけを選ぶ。
さようなら。人間ども。