就活失敗した大学4年生です。
今までの人生は割りと順調で、一流と呼ばれる大学の上位学部に進学し、学業も人並み以上にはこなしてきた。
しかし、就活という自分自身と向き合う期間においてボロが出た。自分の行動原理には何もない。大海を漂うクラゲのように、その時の流れに任せて21年間生きてきたことに気が付いた。そして、自分には何の能力も、長所もない。与えられたものを平均ちょい上の質でこなし、外側をうまく取り繕う能力だけを育んできた大学生活だった。
面接では取り繕い、自分を偽り、落ちた。かと言って本音で喋っても落ちた。
何だか馬鹿馬鹿しくなった。自分の人生って何なのか。21年間生きてきて、何一つ誇れない自分には何の価値もないのではないか。
最近、自分の人生が他人の人生のように思えてくる。今までやって来た事は、はてして自分が本当にやりたいと思ったことなのか。ただ周りに流され、友人に流され、教師に流され、両親に流されたことばかりではないか。
自分は透明だ。何の色もないから、誰の目にも映らない。こんな透明人間は生きたって死んだってどうでもいい。自分に出来る事は、ただひっそりとこの世を去る事しかない。
名前のない小瓶
76142通目の宛名のないメール
お返事が届いています
ななしさん
私もほぼ同じです。巷では一流私立と言いわれる大学に入りましたが、自分の無能さ、人間的空っぽさにいづくのが遅すぎました。そうしてやりたいこともできることも、興味もなく甘々環境にいたことを自覚した時にはすべてが既に遅く、就活にすらまともに取り組めないようになってしまいました。虚しいですよね。一流大学に入ったことや一流大学卒業なことを褒められても、実際の社会では職業の有無や職業威信で何もかもが評価されてしまうのですから。
私は人生に向いていないのだと思います。ライフステージとなるものを経験できる人間に生まれたかった。自分が一番悪いのですが。死にたいな。殺してほしい。死ぬのがダメなら、二度と意識が戻らないように深い眠りについて、臓器なり血液を提供する人間部品取りになりたい。そうすれば自分の人生と和解できるよね。なんで自分の子としゃべってるんだろう。死にたい。ごめんなさい。
名前のない小瓶
大丈夫、周りに流されている人は世の中沢山います。自分のやりたいことがわからなかったり、自分とは何かも分からなかったり、そういうものです。
中には、流されて生きている事にすら気がついていない人もいます。
でも、あなたは、ふときがついたんですよね。
ちなみに私は40歳できがつきました。びっくりでしょう?それでも何とか生きています。
確かにショックを受けますし、絶望してしまうのは無理もないと思います。
でも、まだまだお若いではありませんか。
それに、一流大学に進学されていただなんて、尊敬してしまいます。
仕事というとは、あらゆる面で一筋縄ではいかないものですが、何度でもトライできます。
今、自分に価値がないと感じていても、それは自分の目にそう見えているだけ。
ちょっと強引なことをいいますが、もしあなたが透明人間なら、この小瓶も私には見えないことになりませんか?でも、私はみつけましたよ。
そして、お返事を書きたいと思いました。
どうでしょう、価値がなかったら、こんなこと起こらないと思いませんか?
ゆっくりでいいんです。少しずつ自分って何だろう?好きなものは何だろう?って考えながらでもいいんです。あまり自分を追い込まず、時には流れに身を任せながら、ゆっくり自分の色を育てていきませんか?
名前のない小瓶
就活は大変ですよね。私からしたら、羨ましいですよ。大学に行って、大卒になれるんですから。就活ですが、仕事に何を求めていますか?一流企業に入る事?上場企業に入る事?そればかり考えていたら、目的が見失われませんか?まずは、どんな職業につきたいか?そこで自分は何をしたいのか?将来の展望は?それを考えれば、方向性が決まるのではないですか?まだあなたに合うきと巡り会えてないだけですよ。さあ!もう一踏ん張りいきましょう。応援してますよ。
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。