5月中旬に大好きだった祖父が亡くなった。
死因は転倒による骨盤骨折だった。
毎朝、「おじいちゃん行ってきます!」って言って、帰宅したら「おかえりなさい」って言われるのが安心できるものだった。大好きだった。
祖父は私を学校に見送って、昼頃亡くなった。
家に帰ったら祖父が居なくて、親戚一同が集まってた。
病院から帰ってきた祖父を見ても死んだことが信じられなかった。信じたくなかった。
「ただいまおじいちゃん」って言ったら「おかえり」ってかえしてくれるんじゃないかなって。
祖父は呼びかけてももう答えてくれない。
暖かい手で頭を撫でてくれることももうない。
わかってる。わかってた。
本当は悲しいはずだから葬儀中泣くと思ってた。
でも、実際は涙なんてひとつも出なくて、
私をよく思わない親族から「血も涙もないのね」みたいな心無い言葉を吐かれて、すごくつらくて苦しかった。
本当は泣けるなら、涙が出るなら私だって泣きたかった。
大好きな人が突然亡くなって悲しくないわけがないじゃん。
私の心を知らないくせに好き勝手言わないでよ。
四十九日の時だってそう。
平日だったから私は大学に行ってた。
葬儀で1週間休んでしまった遅れを取り返すために。
それなのに…
「四十九日なのに呑気に学校行ってたのね」
「四十九日なのに家にいないなんてありえない」
うるさいな!! 私だって四十九日は休みたかったよ!!!でも、こっちだって人生かかってんだよ!
あーだこーだ言ってもお前らが私の人生の責任取れるわけじゃないでしょうよ!!!
私をかわいがってくれてたおじいちゃんは前に、
「〇〇が20歳になるまでおじいちゃん生きるからね」
そう言ってくれてた。
おじいちゃん、私は今年の12月で20歳だったんだよ。
もう少し、待ってて欲しかった。
成人式までなんて言わない。でも、私が20歳の誕生日を迎えたのを見届けて欲しかった。
なんて、そんなのは私のわがままですけどね……笑
祖父の死に泣かなかった私がおかしいの?
私がおかしくなったの?
すみません、長文失礼しました。