ある人のことが気になる。
とても親切な方。
仕事を手伝った時に、多くの人が忘れがちな「ありがとう」をその都度いってくださる方。
その方は、ちょこちょこと小さな間違いをすることがあり、
私と同じように不器用な人がいることに、むしろホッとする。
私なんかは開き直ってるけど(それでも落ち込むけど)、
その方が「あ、ゴメン」「ごめんね」を繰り返すたびに、
どうぞそんなに気にしないで、って言いたくなる。
ミスしたときって、もう恥ずかしいやら落ち込むやらで、自己嫌悪の嵐に見舞われるよね、
辞めたくなるよね、でもそう簡単に辞めるわけにもいかないんだよね、
しんどいよね、私たち頑張ってるよねって心の中で話しかける。
私も相当なドジっ子で、「ほっんと、シゴトできないやつ・・・」と生きていることすら辛くなることもあるけれど、
それでもこうして同じように頑張っている人もいると、
「私もガンバロ!」って思えるんだ。
そうしたら、ふと気付いたの。
ああ、そっか・・・って。
不器用な私たちって、世の中のスピードを調整する役割なんだ、って。
みんながみんなオールマイティに器用だったら、ものごとのスピードはどんどん上がって、
きっと誰にも止められないくらい、すさまじい社会になってる。
間違いを許さない社会ほど恐ろしいものはない。
そんな社会じゃ誰だって息切れするし、いつかは倒れてしまう。
そっか、そっか。
私たちみたいな不器用な人って、世の中を優しく穏やかにする存在なんだな。
そう思ったらなんだか気分が良くなった!
その方にも、そんなに小さくなって気を使わなくてもいいんだよ〜♪って言ってあげたい♪