お母さんへ
生まれてきてしまってごめんなさい。
毎日迷惑かけて、貴女にとって私はただのストレッサーでしかない。
大好きって言ってくれるけど、それはその時だけの嘘だよね。
他の言動でわかるんだ。
私が喜ぶからって嘘ついてくれて、なんて優しいお母さんなんだろう。
貴女が指を噛むのも、耳かきがやめられないのも、全部私のせいだよ。
ごめんなさい。
だってそれ全部ストレスが原因なんだもん。
貴女だって、ストレスが原因だって記事、見せてきたもんね。
それって、私に「お前がストレッサーなんだ」って言ってくれてるんだよね。
教えてくれてありがとう。
私は反抗期だけど、反抗してない気がするの。
ホントは反抗してて、流してくれてるのかな。
そうだったら、ありがとう。
いつもごめんね。
でも、私からも言いたいことがあって。
貴女は、私とお父さんが話していたらいじけるよね。
でも、勉強はお母さんには聞かないでって言ったの、貴女じゃん、、
夜ご飯は二人で食べて。お母さんは別の部屋で食べるから。
そう言ったのも貴女じゃん。
お父さんとお母さん、どっちが好きって言ったの、貴女じゃん、、
小さい頃は何となくお父さんのことが嫌いだったけど、
今は嫌いじゃないよ。
でもその気持ちを隠し通すの。
お父さんなんて大っ嫌い、キモいって言って。
家族なんだから、話ぐらいしてもよくない?
ダメかな。ダメだよね。
だから、だから、
これからもお母さんのことだけを愛するから。
お母さん、大好きだよ。
最後に、
生まれてきてしまって本当にごめんなさい。
私が生まれてこなかったら貴女はもっと幸せだったかな。
それなのに、
私と一緒にご飯を食べてくれてありがとう。
私と一緒にピアノを弾いてくれてありがとう。
全部全部、ありがとう。
お母さん、大好きだよ。