スキー実習で出会ったあの人。
話してて楽しかったから友人になれると思った。
その話の途中、「彼氏いるの?」なんて聞かれて、少し勘ぐっていた。
LINEを交換して、帰りのバス内でもLINEでしきりに話しかけてきた。
そこまでは良かった。
問題なのはその後だ。
妙に距離感が近いのだった。
唐突に明日カフェ行きたいとか言われた時は、断りきれなくて、死ぬ程行きたくねえなぁなんて思った。
それも2人でとかハード過ぎるだろ。
それで次の日、やっぱり行くのがめんどくさくて、11時辺りにLINEが来たから今起きた、なんて嘘をついた。
そしたらなんて返ってきたと思う?
今起きたんなら、出掛けるの辛いよね
家に行くわ。
住所教えて?
信じられねえ!!!!会って2日3日話した奴を家に入れるか!!!しかもその人男!!!!
姉が助け舟を出してくれたお陰で、その予定は潰れてくれた。
私は、LINEで謝られるより、現実で謝ってくれた方が良かったから、次の日の学校で謝りに来てくれるのを期待していた。
結果、来なかった。
大方姉にビビって逃げたんだろう。
その瞬間私は、あぁ、此奴駄目だなと思ってLINEをブロ削し、縁を切っておいた。
好かれるって、こんなにもめんどくさい事なのね。
初めて知ったよ。
尚、実話。