死ぬのは怖い。それがたとえ大嫌いな自分自身を殺す為でも。
私は死にたい。死を選ぼうとしている。でも、周りは気づかないだろう。気づくわけがない。私になんか興味ないだろうから。
遺書を読んで、初めて私が一番悩んでいたことが分かるだろう。いつから死ぬことを考えるようになったのか。何故自殺したのか。
勝手な推測をされるのはしゃくだから、ちゃんと理由を書いておかなくちゃ。家族のせいでも、友達のせいでも、先生たちのせいでもないってことを。
もしかしたら、私は、本当は今一番辛いことを周りの誰かに打ち明けたいのかもしれない。話したからといって解決なんかしない悩みだけれど、それでも受け止めてほしいのかもしれない。
でも、それで死にたいんだって伝えてしまったら、嫌われるかもしれない。その勇気が無いから、遺書で伝えようとしている。死んでからなら、誰からも否定の言葉を聞かなくて済むから。嫌われても傷つかないから。