母について思うこと。毒親と言うほどの毒親ではない。可愛がって大切に育ててくれたし、学費も出してくれたし、励ましてくれたり

毒親と言うほどの毒親ではない。

可愛がって大切に育ててくれたし、学費も出してくれたし、励ましてくれたりする。

けれど、時々どうしようもなく「何で？！」と思うときがある。

①突き放し
親の意に反することを言ったり、ぐずぐず悩んでいると
「お母さんは知らないよ。自分の好きにすれば。困るのはお母さんじゃなくてあんただから。しーらない。」
と言われた。

字面だけだと、「アドラー心理学で言う課題の分離をして誰の課題か伝えている」ように見えるけど、そのときの怒った顔、冷たい目から違うと分かる。

ごめんなさいごめんなさい、ちゃんとやりますと言って、「そう？自分の問題なんだから好きにすれば」と言われる。

そうこうしているうちに、親の顔色を伺って行動するようになったと思う。

なお、そういう子どもは上手くいかないと親のせいにしたりすると読んだことがありますが、母は「自分で選んだんでしょ」です。うん。選んだよ。選んだけどね。別にそれでどうこう恨む気はないし、結果オーライだからいいけどね。顔色伺わせたことは認めようか。自覚ないから仕方ないか！

②認める発言はしない割にくさす。
ストレス？加齢？で髪が細くなって分け目が目立つことを「はげてる！」「みせなさい！」「はげてる！」連発。やめて、と言っても「他に言ってくれる人なんていないからせっかく見て言ってやってるのに！」(なお、美容院で相談したら「そんな薄くなってないですよ？」)

絵が下手、字が下手、包丁が下手。お姉ちゃんは何でもオールマイティーにできるからすごいよねぇ。

◯◯ちゃんは才能があるね。△△ちゃんは上手だね。

お姉ちゃんは大変。あんたの仕事はただの事務だから楽でいいね。

ただの事務なのになんでそんなに遅いの？能力ないんじゃないの？

□ちゃんはかわいいねぇ。え？あなたはかわいいとか美人な感じじゃないでしょ。逞しくていいじゃない。今は逞しくて男みたいなほうがいいのよ。

そりゃあね、ほめられたこともありますよ。難関な大学や院に一発で合格したときとか。

一応ね、努力家とか言ってはもらえますよ。

でもね、その倍ネガティブなこと言われるんですわ。

③追い詰めてくる
司法試験に二回目も落ちた？真剣に勉強しなかったからでしょ！もうあなたはおしまいだよ！

つわりで苦しくて仕事をダウンしてしまったら、怒られた。「情けない」「そんなの聞いたことがない」「そんなに仕事に支障が出るならおろせばいい。間に合うでしょ。」

おむつは？まさかトイレでしょ？えっ？まだおむつ外れない？二歳になったのに？親が悪い。保育園で迷惑がられる。七月には外しなさい。は？今はいろいろある？子どもがやる気ない？そんなの関係ない。裸にしときゃいいでしょ。え？いやがる？知らない。そんなこだわりの強い変な子聞いたことない。じゃあ小学校もおむつしていけば？保育園に頭下げないとね！

あんたは末っ子で甘ったれてるから、みんな自分をちやほやしてくれて当然と思ってるのよ。だから悪い。(育休復帰への不安にたいして…そんなこと思ってないのに。)

私が悩み苦しんで弱っているとき、的確にえぐってくる。ねぇ、その発言繰り返して私が心を病んで最悪の結末選んでもいいの？昨日ずっとそれがよぎってたわ。私ってそんなに怠惰で自己中で最低な生きる価値ない人間で最低な母親なのかーって思って消えたくなったわ。

多分実行したら「子どもがいるのにバカじゃないの」「あんなことで病むなんて弱い。バカみたい」って言われそう。まあ、怖いから実行せず済んだけど(そこまでまだ病んでいないとも言える)！

特に、育児については手を一切貸さないんだから口も出すなよ。

④それ、本人に聞かせる？
「子どもは二人がいい」→私は第三子です。
「息子を交通事故で亡くしたから、息子を取り戻したくてあなたを生んだ。あの事故で私の人生が変わってしまった」→えーっと、そしたら事故がなくて私がいない人生がベストだったの？と、本人にとらえられかねかいのでは？
「あなたを高齢で生んだから、友達が育児を終らせた頃まだ育児中で会いに行ったり遊んだりできなかった。これからようやく楽しめると思ったのに病気になってしまった。」→私のせいですか…そうですか…

⑤結論
まあ、分かるよ。加齢で理性のコントロールがきかなくなっていること。病気でストレスが多いこと。それで当たっていること。ーまあ、その前からのことも色々あるけどー。

本当は電話を出ない、メールを見ないで解決できる。それで縁を切るという手がある。でも、ポジティブな記憶もある以上、病気の進行であと10年生きているかも分からない親を切り捨てるのにはためらいがある。姉一人に負担を負わせるのも申し訳ないし。

だから、母の言動にダメージをうけないくらい、強くなろう。

そして、わたしは娘に、自分がやられていやだったことをしない。