無気力になってしまいました。学校を休みがちになりました。最初は生活リズムの乱れで体調が崩れていたことが原因でしたが、治した後も学校に行くことができなく

1年くらい経ってしまいましたが、お返事をさせてください。本当にありがとうございました。

結局学校には復帰できず、3年の11月に通信へと転入しました。ギリギリにはなりましたが、単位も取得し卒業。
大学に進学することができました。

落ち込んだり泣いたりしたけれど、お返事の言葉を読み返して勇気をもらっていました。

キングテレサさんへ
あなたのお返事が私にとって初めていただいたお返事でした。とても嬉しくて、泣いたのを今でも覚えています。本当にありがとうございました！

2通目の方へ
あなたからもらった「大丈夫」が私のお守りでした。あなたが記した経験はまるで自分の話を聞いているみたいで、周囲に同じような人がいなかったので、とてもとても安心しました。かけてくださった言葉一つ一つが心に刺さって、自分の頑張りを少しは認めてあげれたと思います。
寝る前に日記を書くのは私の日課になりました。今も続いています。本当に本当にありがとうございました。

うやさん、こんにちは。受験生でしょうか。
とある大学一年生の女子(19歳)です。
受験生の頃の記憶は鮮明にあります。
勝手ながらあなた自身や悩みの内容に親近感を抱きました。返信書かせてください。少しでもお役に立てれば嬉しいです。

まずうやさんの学年は私の学年と比べるのが申し訳なくなるくらい色々大変な目に遭っていて非常に心が痛みます。(知っている限りですとコロナ、センター試験が変わる。当事者ではないので今年の受験生の置かれている状況を百パーセント知ることはできていません、すみません)
もう全員をめちゃめちゃ褒め称えたい気持ちです。受験頑張ろうと思っているだけで果てしなく素晴らしい。
あ、今、「つらいのはみんな一緒だ。みんな頑張ってるんだし私も頑張らないとだめなのにな」って思わせて、うやさんにまた自分を責めさせていたらごめんなさい。最後まで読んでくださいね。

受験生はいつもつらいけどこの時期(秋口)は特につらいですよね。自分を責めがちになる。毎日楽しくない。テストばっかりだし、周りの生徒は順調そうで。三年教室独特のピリッとした感じ、思い出すと今でも憂鬱です。正直、センター以降は周りと比較することも、コミュニケーションを取ることも減るので、精神的に楽でしたよ。(みんなと同じ勉強内容なのはセンターまでだから)もう少しです。

私は、中2から中3にかけて、今のうやさんと同じような経験をしました。全く同じというわけにはいかないかもしれませんが、当時の私の頭の中を記します。

「なんでかわからないけど、学校に行けない。行きたくない。こんなに周りに恵まれてるのになんでかな。
自分もっと頑張らなきゃ。うまくいかないのは頑張りが足りないからだ。頑張りたいのに頑張れない、なんで。こんなんじゃ昔の自分に怒られちゃうな。
私って甘えたがり(努力不足)なのかな、それとも頑張りすぎて疲れて力が出ないのかな、どっちだろう」

今、5年ほど経って、当時の自分を俯瞰で見られるようになりました。

「あの頃の自分が言われたかったこと、今になって気付いたこと、はっきりしたこと」を基に、少し長いけれどあなたに向けて書きます。

あなたは今までずーっと、いっぱい頑張ってきました。気付いてないだけで、あなたは本当に頑張ってきたし今も頑張っている。
幼い頃から、周囲に頑張りに見合うほど褒められなかった、認められなかったのではないでしょうか。あなたの周りの方々を悪くいうつもりはありません。周囲の褒める力を上回るほどあなたは頑張ってきたということです。

昔より絶対あなたは進化しています。こうやって悩んで解決しようと思っている時点で大変な進化です。

私は「自分は甘い」と考えがちでした。今もですが。うやさんもきっと。
断言します。あなたは決して甘くなんかありません。だらけてなんかいません。頑張れない自分を責めなくていいからね。

受験期とこの謎の無気力期が重なって、とっても不安だし焦っていることでしょう。
でもあなたは大丈夫。これからもずっと大丈夫。
自分は常に最善の選択をしてきたし、今もしている。常に全力で生きてると強く思うようにしてみてください。実際そうですし。
疲れていつもより長く寝たのも最善の選択。
学校行かなかったけど最善の選択をしたんだ。心のためだ。という感じで。
19になって、自分は本当に最善の選択をしてきたし全力で生きてきたと肯定できるようになりました。
なかなか、無気力期最中にはこう思うのは難しいかもしれませんが・・・

人間はみんな最善の選択をして生きてるんです。選択ばかりだから生きるのって疲れるんです。

もうひとつ。さっき書いた言葉です。
「つらいのはみんな一緒だ」
この言葉って二つの解釈ができます。
「つらいのはみんな一緒だ。あなたも頑張れ」と「つらいのはみんな一緒だ、あなたの苦しみをわかる人は必ずいる」

うやさんはたぶん前者の解釈をとることが多いでしょう。私もですが・・・
今日からは後者の解釈をしてみてください。心のために。

最後に。
スクールカウンセラーってご存知ですか？うやさんの高校にもきっといらっしゃいます。
ただ話すだけでも、結構気持ちが楽になります。秘密は守ってくださいますし。参考までに、私のところでは、保健室の先生などを介して、相談時間を予約し、決まった時間に相談室へ行くという方式でした。やっぱり生身の人間と話すのはいいですよ。

辛くてたまらない時は思い切り泣いてください。無理して笑わなくていいです。寝たい時は寝てください。勉強は頑張れそうな時だけで十分です。寝る前に一行でもいいからその日の感想を書いてみるのもおすすめです。できる日だけで大丈夫です。
もし体調にまで良くない変化が明らかに出てきたら、がまんせず心療内科にかかってみてくださいね。

さっきも書いたけど、あなたが選んだのは、これから選ぶのは全部その時点での最善策。

めちゃめちゃ長くなってしまいましたね。ほんの少しでもあなたの救いになれたら嬉しいです。大切な時間を割いて読んでくれてありがとう。

あなたが少しでも前に進む為にも「無理の無い」範囲で頑張って下さいね！最初の目標は、低めのハードルでいいと思います。