俺は「世界に生かされている」
世界は「生」を「善」とし、「死」を「悪」とした
その絶対に曲がらない生死の善悪のせいで、苦しむ人が沢山いる
[人生が辛すぎて死にたい人]
[病に負けて安楽死したい人]etc.
でも、それが世間の目に晒されれば
死は悪とされ、生きる方を選ばされる
何故なら生きるは善だから
[生きていれば、いい事がある]なんて軽々しく言わないで
生きていて、楽しいことがあるのは確かだけど、それを超える辛さがあるから死にたいと思うのに
けれど、死にたいと思う人も、
やっぱり死は悪だと思っている、
おかしな話だ
死にたい人が死を悪だと思っているなんて
それは俺たちがそれを受け入れている証拠だ
「死にたい」けど「まだ生きていたい」
俺が生きているのも、心のどこかでいつも死を悪だと思っているから
だから「死ねない」
世界に「生かされている」
神(世界)は俺たちを創り上げるとき、
どんな気持ちだったのだろう
まるで、「家畜」を育てるような気分だったのだろうか
「生きる」は「善」だ
「死ぬ」は「悪」だ
分かってる
だからこそ悔しい
そんな善悪に惑わされて、
未だに生きたいと思ってしまう自分が
死にたくないと思ってしまう自分が
「死」を「恐れている」自分が
辛い
ただただ辛い
生きているから褒めてくれ
ギリギリで持ちこたえるから
世界にこんな決まりを創ったのなら
その決まりに従っている俺を褒めてくれ
本当に
死んでしまいたい
お願い
助けて
1秒でいいから
俺の傍に来て
抱きしめて
頑張ったねって
一言でいいから
全てを許して
全ての鎖を外して
自由で幸せな
真っ暗な世界で
たった2人で
生きて生きて
いつか心が満たされた時に
一緒に死んでくれる誰かが
心臓の鼓動を消してくれる誰か
優しい、男の人がいいな...