スラックティビズム、偽善、社会運動めいた売名行為、他人の為と言いながら自分たちが満足したい、あるいは本音は私腹を肥やしたいだけだなと思う場面が多く思い浮かぶ。大体は募金がらみ。町内会で回って来て思い出した。
何に使うかどこの国か行先も怪しいのに見せびらかす赤い羽根、大人が働けば良いのに子供を炎天下に立たせる駅前募金、募金しなければ半分人殺し行為を他に強制させるアイスバケツチャレンジ(有名人をも利用し相手を指名する制度と、パフォーマンス行為そのもの)、ギャラ含め膨大な費用を費やしながらインチキマラソンでお涙を誘う24時間テレビ、直接募金した方が早いのにわざわざ遠回りして無駄を作るエコキャップ運動....。
「やらない善より、やる偽善」とは言うけれど、善意も必要な所に向けられなければ偽善と呼ばれる。
そもそも偽善≠善。善と勘違いして「やるだけマシだ」「苦労したんだから」って言い訳は通用しないし、助けや支援が必要な時に無関係な方向で努力してるのを「善意だから評価しろ」なんて押し付けがましい。ボランティアだって結果や利益ありきでしょ。
なおスラックティビズムは指摘した人にも適用されるので、自身で矛盾を生み出さないよう気を付けるべき。少なくとも「指摘を口に出すなら偽善に満足するな、結果を残す側になってから言え」。対策を考えるか、対抗策を持つか。たとえ差し引きマイナスになるペットボトルキャップでも、普段1円さえも募金しない奴に募金の文句を言う資格がない点は、当たり前けれど言われないと気付かない落とし穴。ま、宛メでわざわざ言うまでもなさそうだな。