子供の頃から母に精神疾患があった。
母が精神疾患を患った原因は父の家族が原因だった。
母は感情の起伏が激しく、笑っていたかと思えば突然怒り出す。
昨日は良いと言っていた事が今日はダメになる。
何かにつけて、精神疾患である事を理由に自分の思い通りにしようとしてきた。
そんな母に父は嫌気が差し、とっくに愛情なんて冷めていた、喧嘩が絶える事も無かったが母が精神疾患を患った罪悪感で離婚はしなかった。
母はとても過保護で他人から見れば愛されている子にしか見えなかっただろう。
ただ、母の思い通りにならない事を言ったり、したりすると、罵倒され、時に手を出された。
常に顔色を伺い、母の言うままに生きてきた。
親に従って生きる。それが当たり前で何の疑問も持たずに生きていた。
高校の時に恋人ができた。
親に従って生き、常に他人の顔色を伺ってばかりだった為、感情を出すのが苦手だった自分を愛してくれた。
自分とは正反対の明るく、優しい人だった。
その人と出会ったことで自分の生きてきた環境に違和感を覚え、自分らしく生きていく事が大切だと段々と分かるようになり、感情を素直に出せるようにもなった。
その人といる時はありのままでいられたし、幸せだった、心から愛していたし、信頼していた。
信頼しすぎた、結果。
その人は浮気し、自分は捨てられた。
5年以上の関係だった。
こんなにあっさりと終わってしまうものなのかと。
もう、2度と心から誰かを愛する事も、信じる事も出来ないと思う。
信じた結果がこうなのだから。
幸せな家庭を築きたかった。
罵り合い、毎日喧嘩をするような夫婦関係では無く、愛に溢れる信頼しあえる家族が欲しかった。
生きていたいとも思わないけど、死ねるほどの勇気もないから
これから先何か生きる希望を見つけられたらいいな。