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大切に愛情を注いで育ててくれた親を何故か信用出来ません。どうしてそうなってしまったのか分かりません。一人っ子で、幼い頃から両親の愛を一身に受けて育ちました

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どうしてそうなってしまったのか分かりません。
一人っ子で、幼い頃から両親の愛を一身に受けて育ちました。欲しいものも沢山買ってもらい、休みの日にはよく科学館や公園に連れて行ってもらいました。物心がつく前の小さい時は、毎年テーマパークにも連れて行ってもらっていたそうです。
習い事も、何でも挑戦させてくれて、直ぐに嫌になってしまっても怒られる事もありませんでした。

母は少し変わった人で、小学生の低学年の頃は学校をずる休みしてゲームセンターや映画に連れて行ってくれる事もしばしばでした。
父も少し変わっていて、「どうして虹ができるの?」と小学2年生の私が聞くと、「空気中の水蒸気が…」と真剣に答えるような人でした。
両親は私の良い進学・良い就職・良い結婚を望んでいて、普通の小学校に通っている私に「東大」「〇〇高校(地元の名門)」と少しずつ話していました。この頃は勉強しろとは言われたものの、元々宿題をサボるタイプではなく、宿題のみでもそれなりの点数も取れていて、それ以上はありませんでした。

私の中の前兆は、中学生の時。勉強の必要性を感じていない私に母が毎日付きっきりで勉強してくれていました。1年生の時に受けた模試の時、志望校に書いた学校ではなく、地元の進学校に行くように言われてました。
父も勉強に厳しく、高得点のテストを「俺なら満点取れた」と言われたりした事もありました。「1つでもレベルが上の学校に行け、そこで質の高い友人を作れ」「今からなら東大も目指せる」が口癖のようでした。
結局は地元の進学校に入る事が出来、「最低〇〇高校(母校になる地元進学校)だと思ってた」と言われて少し傷付いたり、受験の為に運動部に入るよう謀られていた事もあったり(結局好きな部活でした)したものの、仲の良い私にとって良き両親でした。

前兆が暗雲となったのは高校時代。親に勧められた学校のレベルに親がついていけなくなり、1人で勉強するようになりました。そして、1人で勉強し慣れていなかった私は、どうして良いか分からなくなり落ちこぼれました。毎日ずっと自習室に篭っても上手くいかなくて、落ちこぼれて、毎日が死にたいと戦っていました。その内頭がテレビの砂嵐のように、問題を見てもまともに考えられずに、ザーーっという雑音が常に響き渡っていました。
その時は母が大変な時で、相談しても怒られるだけ。コミュニケーションも薄くなり、まるで自分だけが透明人間のように感じました。映画の中の家族と、スクリーンで眺める私のように感じました。成績表を見せるのも辞め、見せるよう言われる事もなくなり、赤ペンが直ぐになくなる事をからかわれたり、その程度。何の話題も触れられなくなりました。
卒業式の日には、母に「高校辞めると思った、卒業してくれて良かった」と言われました。その頃には最早人生を辞めたいだけ考えていましたが。

結局3年の頃には何も手につかなくなり浪人。高校時代の友人とはメンタルの不安定さと人間不信さから攻撃的になってしまい、自分から疎遠にしたり縁を切られたり。思い出も元友人の名前も、何もかもをストレスからか思い出せなくなりました。高校近くでは動悸がするようになりました。
浪人最初は毎日休憩時間に、勉強に手がつかず砂嵐状態の自分が嫌いでトイレで泣き続ける日々。半ばからは悲しいという感情すら切れて、漠然と死にたい位しか感じなくなり、嫌な事があると強烈な眠気で気を失うように寝てしまうだけ。親の言っていた「浪人したなら最低〇〇大(有名私立)位は行かなきゃ」には、浪人当初から応えられませんでした。挑戦だけでもしてみたら、という大学も受けませんでした。

結局頭の良い大学ではなく、どうでも良い大学に進学しました。そこでは、「アホ大学」「真面目な子が居ない大学」と言われつつも、上位を維持した事は何度も褒められました。

ですが、私は大学4年間、ずっと自分を信じられず肯定も出来ず、失敗ばかりの毎日です。死にたい気持ちも消えず、かれこれ6年近くの付き合いになります。いつもあと一歩届きませんでした。父母にはよく、「気遣いすぎ」「自信無さすぎ」「主張無さすぎ」「人を使う事も覚えたらどうか」と窘められます。クズな私は、そんなタイプの人間じゃないよ私は、私の全てを知らない癖に、と聞き流してばかりですが。

父によると、私達は良好な親子関係を送っているそうです。確かに、虐待どころか手をあげられた記憶もありません、沢山色んな所に連れて行ってくれて沢山笑いあって居たんだと思います。今も冗談を言って笑い合う事もあります。
でも、どうしても思い出せる記憶は勉強や嫌な事ばかり。
原因はきっと、私が自分を肯定できないから、死にたいと思うからです。1人で家族の洗濯物を干していて、このまま飛び降りる勇気があれば、といつも思い景色を眺めます。親にそんなつもりはなかっただろうけど、結局私は親の最低レベルかそれ以下だけだったな、と思い、嫌いになります。良い両親に育ったはずなのに、クズな私がこんな気持ちなので、友人にも親と上手くいっていないと認識されています。
私はきっと最低な子ですね。
名前のない小瓶
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ななしさん

…親御さんは勝手にご自分たちをいい親だとか、あなたとの関係が良好とか思っていらっしゃるようですが、他の面はともかく、あなたによかれと大義名分を設けて、実によくある教育虐待をあなたにしたのだと思います。

本当に大学受験まで対応できて、教えるのがプロ並みに上手い親だとしても、親が子どもの勉強に求められもしないのにつきっきりになるのは、子どもの人格や人生の乗っ取りになってしまいがちです。

子どもの好奇心にまともに取り合って答えてあげるとか、息抜きさせてあげるとか、そういう面はいい親御さんだったかもしれません。

でも、東大だの何だの、子どもの適性や希望を考えもせず押し付けて来るのは、大抵は自分のことを棚に上げているコンプレックスの持ち主か、子どもの時に勉強関連のことで自分が酷く周りの大人から苦しめられたことのある毒親です。

一見「愛情を注いでいる」ように見えたとしても、子ども自身の気持ちや考え方、好みや希望や悩みを考慮せず、一方的に進路や生き方を「世間的に親が自慢できる」ラインにはめ込もうとするなら、それは子どものための愛情とは明らかに一線を画しています。

それでどんな結果になったかを見れば、ご両親の罪は一目瞭然ですよ。

あなたは精神的な拷問を、あたかもあなたのためであるかのように装われながら受け続けて、そんな人生や命なら投げ出してしまいたくなるくらい、今も苦しんでいますよね。

あなたの自信を育むこともせず、ムチ打ってあなたに合わない「上」を目指させ、酷い挫折をさせておいて、それでよくもまあ、今になってあなたのことを「自信がない」だの「気を遣いすぎ」だの、言えたものだと思います。

最低なのは、少なくとも教育虐待やあなたに自信をなくさせたことに関しては、間違いなく親御さんの方です。

拷問の後遺症には、まだしばらくは苦しむでしょうけれど、あなたはご両親とは無関係の、あなた自身のための生き方を、どうぞ探して下さい。

あなたは決して、最低なんかではありません。
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