ななしさん
死ぬために生まれてきたとは思っていないけど、それ以外は僕もあなたと全く同じ気持ちです。
やりたいことがないのって、別に恥ずかしいことじゃないと思います。指を刺されることでもない。まだ見つけられてないだけなんじゃないかな……
それについて、すごいものを考える必要もないと思う。
ほんの少しだけでも「やってみたい」という気持ちがあった時、自分に嘘をつかない。
それだけでびっくりするほど世界は広がったりもします。
それすらもないのなら、手当たり次第に色んなことに手を出すのもいいかもしれません。
やる前から決めつけず、なんでも知ろうとして、なんでもやろうとするのです。
物を知れば知るほど、視野も広がるものです。今まで意識しなかった視点から世界を見ることができるのは不思議で、面白い感覚ですよ。
そうやって広がった世界から見れば、あなたの虚無感を紛らわしてくれる「何か」が見つかるかも知れません。
箇条書きの言葉と、実際の体験は全然違います。知った気になっているだけのことが、世の中には沢山あるんです。
少し手を伸ばしたり。時には突っ込んで、かき回してみたり。体ごと入れちゃう時もあって、気づいたらズブズブ埋まって出れなくなってたり。そういうことが、本当によくあるのです。
僕が現実にそうだったように。……まあ、それでもまだ虚無感がないわけじゃないし、満面の笑みで「幸せです!」なんて絶対言えないけど……
結局、我々は生まれてしまったからここにいるんです。
生まれなかったら?そんな「もしも」は、やはり想像の域を出ないのです。
どうせ「生まれてしまって」、上手く「死ぬ」こともできないなら、少しは生きやすく生きてみてもいいんじゃないでしょうか。
暗い気持ちをずっと抱えて生きるのは、やっぱり苦しいから……