ひとりの時間が好きです。
たまに、ふと寂しさを憶えることもあります。このままで良いのだろうか、誰が私を看取ってくれるのだろうか…と。
心を許せる人がいたとしても、
ずっと一緒に過ごしたい人がいても、
ひとりの部屋と、ひとり用のお布団が欲しいのです。
私が好きな『ふたりの時間』は、
互いに焼いた不恰好なホットケーキを食べて、「美味しいね」って言う時間です。
ホットケーキじゃなくても良いんです。
美味しいものを共有して、「美味しい」という思いを、幸せを共有できる人が欲しいのです。
この前、久しぶりに某カフェに行きました。さくら色のフラペチーノと、シュガーコートの大きなドーナツを食べました。
綺麗なフラペチーノと、頬張り甲斐のあるドーナツを食べて「美味しいね」って言おうとしたら、その4文字を伝えたい人が近くにおらず、素直な喜びを表せませんでした。
「これが『寂しい』という気持ちなのか」と、改めて思いました。
穴の空いた心は、SNSでは埋まりません。一時的に埋まるだけで、また溶けて無くなってしまいます。
書いていたらドーナツが食べたくなって来ましたので、この辺で。