もう10年以上が経つのに、時々ふと記憶が蘇ってきて辛い。
中学校時代に所属する部活の男性コーチにセクハラを受けていた。着替え中に更衣室に入られる、部活が終わったあとに1人個人指導に残され胸を触られる、後ろから羽交い締めにされながら結婚しようと言われる。
女子部員が1人だったので先輩同期にも相談できない、男勝りなキャラクターで通していたため、セクハラを受けていることを友人家族に話すのも恥ずかしくてできなかった。セクハラを受けている現状から何とか脱したくて、目を逸らしたくて、より男勝りになろうと努めたが変化はなかった。いっそ部活を辞めてしまえばよかったのだが、大会で成績を残したかったし、セクハラ以外に説明できる退部理由も無く、コーチと2人になる時間が無いようにとひたすら祈りながら、卒業までの時間が年間が過ぎるのを待った。
結局、誰にも言えずにここまで過ごしてきたが、時々、過去の記憶、何も出来ず固まっていたあの瞬間が突然に蘇り辛い。
ここで吐き出してみることで、少しでもこの経験の清算ができるのではないかと思い書いてみた。