涙の別れとか、悲しいっていう感情とか全く理解できない。
自分はエンパシー体質で、ドラマはもちろん、そういう歌詞を聴くだけで涙が込み上げてくる感覚があるし、胸がいっぱいになる。
だから、一応わかるはずなんだ。
でも、どうにも理解し難い。
感情の名前も感覚も知ってるのだけど、どうも自発的に使えない。
所詮借り物の感情で、実体験が伴わないぶん軽薄になってしまう。
卒業式で泣ける子もいれば、留学で離れることになったときの別れなんかも「悲しい」のだと思う。
そういう字面を見ると「悲しい」って感情は芽生えはするのだけど、実際体験してもすずめの涙ほども出やしないの。
わたしが自分のことで泣くのは、どうしようもない怒りの感情が沸いたときぐらいしか思いつかない。
実在の是非に関わらず、誰かが泣く話なら、涙を出さずともこころのなかで号泣するような事柄があれば、わたしはそれで泣けるのだけど。
自分の感情より他人の感情のほうが重いってどうなんでしょうね。
未だに身近なひとと死別したことがないから分からないけど、それでも悲しくならない気がする。
欠陥持ちだなあ、もの悲しいなあって思う。
どんなにことばを選んでも、この軽薄さは消せはしないのよ。
かなしいって、なに。
どうしたらわたしは、ほんとうのいみで、かなしくなれますか。
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