名前のない小瓶
辛い境遇で過ごされてきたんですね。常に人格や存在を否定されるような環境だと、砂漠で水を求めるように、愛されたい、大事にされたいと思ってしまうのも当然です。オアシスにずっといた人たちにはおそらく理解できないでしょう。
できることなら、ご両親から早めに離れ、それから自己肯定感をじっくり育てた方がいいように思います。
小瓶主さんほどではないと思いますが、私の両親もあまりよい親とは言えませんでした。今は離れることができ、メンタルも安定してきました。親からの愛情を期待しないために、私が一番効果があったと思う方法をご紹介します。
・「いま、どうなったら私は親から愛されていると感じられるのか?」を考える。
→褒められている自分、気にかけてもらっている自分、泣いているときに抱きしめられたり、これまでのことを謝罪されたり、いろいろイメージしてみてください。
そのときの自分の気持ちもイメージします。
私の場合はこのイメージをしたときに、少し慰められる気持ちになりましたが、それよりも「どうせこれも嘘でしょ」「ありえない」「今更何?」という怒りが湧き上がり、もうすでに親のことを何もかも信じられなくなっている自分を認識しました。
相手のことを信じられないなら、愛されている安心感を得ることは不可能です。
これを理解したとき、私は親からの愛をやっと諦めることができました。
親子間での愛情を諦めたとしても、人生で愛を失うわけではありません。信頼できる人たちに出会い、小瓶主さんがそう望めば、いずれ必ず満たされます。
ご紹介した方法が小瓶主さんにも当てはまるかわかりませんが、もし何か少しでもお役に立てましたら幸いです。