名前のない小瓶
どんな言葉をあなたに届けたらいいのか
考えて考えて、一度こうして風まかせに書いてみることにしました。
プロフィールを読んで、
きっとあなたに必要なのは、
今までの痛みを全部吹き飛ばして楽にしてくれる何かと
人を信じたり愛したりするに足る何かと
そういうものなのかな、と
思って
私も少しだけ似た育ちをしていて
要らない子でした
産まれてくることを恨まれて、お前のせいでって言われ続けてきたから
初めて小瓶を見たとき、ひとりじゃないんだなって
それが嬉しかった
あなたの重荷を、辛さを、全部引き受けて
楽にしてあげてからじゃなきゃ、
生きてくれなんて言えないよなって思いながら
私は誰かの悲しみを引き受けるのが上手いらしいから
少しでも楽になってたらなって思いながらこれを書いてる
生まれてきた命はみんな尊いよ
あなたもその1人
私も今いろんな人の傷をもらってきてボロボロだから
あなたの傷を全部引き受けることはできないけど
もう少しだけお姉さんと一緒に
近くにいさせてもらえませんか?