同じ女の子の恋人がいました。
高3で、今受験真っ只中です。
私と彼女は高2の秋から付き合ってました。体の関係もありました。
でも、コロナがだんだん落ち着いて現実が浮き彫りになって日々に忙殺される中で彼女の気持ちがわからなくなりました。毎日していたラインも、彼女の塾が終わる頃に私からかけていた電話も彼女からの返事が途絶えるようになりました。私の気持ちはずっと変わりません。大好きでした。小言を言うのも、心配したよと伝えるだけにとどめました。本当は寂しいと言いたかったけれど、面倒に思われるのが嫌で我慢してました。彼女は理系で私は文系です。もちろんクラスも違いましたし、帰りも一緒に帰れなくなりました。元々外でのスキンシップを好まない彼女でした。学校では手を振り払われることの方が多かったです。今までそれでもなんとか泣かないでいられたのは、2人っきりの時はとても優しいからです。でも、2人の時間が完全になくなって、私に見える彼女は私の手を振り払って、私への連絡もなくて、優しい言葉もかけず、いつも不機嫌で、不快なことがあるとすぐ拒絶する人になっていました。きっと、彼女なりに苦しかったんでしょう。いろんなものに追われて、心配事もあって、でも私には何も言わないからただ私はずっと傷ついて待ってるだけでした。もういろんなことが限界になって、彼女に勇気を振り絞って抱きしめてもらいに行ったとき、抱きしめ返されなくてもう本当にどうすればいいのかわからなくて、彼女は私のために時間を割いてはくれないので、寂しいことをLINEで伝えてしまいました。でも、その返事は当たり障りがなくて、私が欲しかった好きという言葉はどこにも見当たりませんでした。そこからは歯止めが効かなくて、もう3回くらい同じようなことを彼女に送ってしまいました。そしたら、彼女からの返信にはあなたと私の理想は違うと書かれていました。恋ってなんだろうね?って聞かれました。確かに私たちは国から結婚することを許される性別ではありません。世間から見ればマイノリティと区別されるものです。それでも、私は自分達さえわかっていれば恋人として、特別な関係としてやっていけると思っていました。たとえ、恋に落とし込めなくてもかまいませんでした。体を何度重ねても、何回キスをしても、これが恋愛であるのだときっと彼女は確証しないのでしょう。彼女が私という個人を捨てることをしなくとも、私との恋人という関係をこうも容易く捨てようとする彼女にもうどう接したらいいかわかりません。一旦、関係を続けることは保留になりました。でも、もう私に気持ちがないのだと確信に至る出来事があったので、私から別れを告げました。最後になっても彼女は私と直接そういう話をしてはくれませんでした。私は大好きでした。今もこうして、彼女にも届かないこんな手紙を綴ってしまうほどに。多分忘れられないものなのだと思います。気持ちが冷めたのなら彼女から告げて欲しかった。今となってはあの人が私をちゃんと恋人として認識してたかどうかも怪しいです。彼女は私を友人として、他者として、手放したくないと言います。でも私は私と関係が疎遠になるかもしれないそういうリスクすら負わずに、すべてをうやむやにして終わらせようとしたことが1番悲しかった。彼女にとって別れを告げるに値しない関係だったのでしょうか。私は血のつながらない家族が欲しかったんです。無償の愛とでもいうんでしょうか。そういう優しい気持ちが欲しかった。別にあの人が望むなら体なんて重ねなくていい。でも、特別でいないとあの人が私の手を離れていってしまいそうだから、恋人に友人は勝てないから、恋人になった。今まで何人かの人に捨てられてきました。理由なんてわかりません。とても二面性のある愛し方をされたこともありました。でも、今でも捨てられません。あの人達との関係は宝物だったと言えます。側から見たら酷いことをされたとか、同情を買うものかもしれないけれど、私にとってはたからものなんです。性別ってなんなんでしょうね。生殖機能を満たすだけのものなら、人口を増やすためだけなら、クローンでも作ればいいのになんて、決して外では口にできないことを思ったりします。すみません。本当に限界なんです。あの人だけが私にとって最後の救いだったから。自分の過去の辛いこと、トラウマ、全ての醜いものをもう1人では抱えていられない。蘇ってくるのは記憶じゃなくて感覚なんです。失う時の恐怖にいつも怯えています。もっと、綺麗なまま、育って、あの人の前に現れたかった。どうしてこんなに、自分を汚いと思うのかもうわかりません。愛されていたかった。捨てないで欲しかった。抱きしめてもらいたかった。そういう感情でもう一杯一杯です。受験が終わったら彼女と旅行に行く予定です。友人として。この先、あの関係に戻ることはないんだと思います。多分そうする気があの人にはない。それがわかっているのに、私は了承してしまいました。どうしてこんなにも都合良く私を扱うんでしょう。もういっそ、捨ててしまいたい。記憶ってどう消せばいいんでしょう。過去の感覚をどうやって乗り越えればいいんでしょう。私、受験生で、進学校に通ってて、それなりの学校を受けてます。正直、本当にそれどころじゃないんです。この一年息をして、学校でただ座ってるだけで精一杯でした。家族にだけは悟られたくなくて、文句を言われない程度にいろんなことこなしました。でも、本当にこなしただけです。受験で、試験問題を解いてる時も不安がよぎります。大学に行けるかとか、ここに受かるかとかそんなものでなくて、ただ苦しいんです。もうここから抜け出せるならなんでもいいんです。安らぎをどうかください。進学できることは決まってます。でもこの先、この言い表せない苦しみと一緒に生きていくのがもう辛くて限界なんです。私はただ自分が一緒にいて安心できる人と静かに生きていたいだけなんです。大きな家も、高い学歴も、それが手に入らないなら要らないんです。もう静かに死にたい。