白い壁、白い光、黒い画面
パソコンと自分、変わらない風景
ある日オレンジ色の光が
漏れているのを見つけました。
不思議な暖かい光でした。
ブラインドの端が少し折れていて
窓の外
開けると声がしました。
同じくらいの年齢の子どもが
地上で、
金色の光の中にいました。
ひとりが見上げて
ねえ、何をしてるの
私は彼らと歩みたかった
一緒にいる方を望んだ
世界事情などどうでもいい
世界平和のため誰かのために
精鋭なんてまっぴらごめん!
一流、だからなんだ
せっかくの、それがどうした
人は人としか人間にはなれない。
気の狂った機械の真似事をしても
機械の気持ちはわからない
人は人間を求めて人の間でしか
人にはなれない
現実を見て!
空をみあげて
海は万物を受入れるけど
瓶だらけ、海じゃない。
持続可能な社会、ね。
宛先ありは郵便だよ
宛メ変わり果てましたね
ガラス瓶だらけから見た人には
それが彼らの海になる。
それが彼らが作る未来、
ガラスのプラスチックのあふれた海。
昔みた、海は過去の風景。
多分、もう来ない。
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ななしさん
今の海は、子供達が小瓶を持って、
直接泳いでやってきます。
その水掻きの飛沫で
早くに流れた宛名のない小瓶は
波に飲まれて沈んでいく。
沢山の人、沢山の小瓶。
ギチギチとぶつかって音を立ててる。
カラフルな浮き輪で、
水の色もわからない。
海は広いはずだったのに。
人がいすぎて、水平線も見えない海。
ここは本当に海なのかな?
もしかしたら市民プールだったのかもしれない。
あなたが昔見た海はもうどこにもない。
そして私も、多分もう来ない。
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