何も手に入れる事が出来なかった。周りが羨ましくて仕方がない。このまま劣等感と孤独を抱えながら生きていくのかな。愛の飢えや劣等感で死にたいって思うのはおかしい事なのか？

才能も、誇れる容姿も、愛情も、俺は何も手に入れる事は出来なかった。
俺が唯一手に入れたのは【羨望】
羨ましい、ズルい、どうしてって気持ちでいっぱいになった。

もともと俺はLD（学習障がい）で、勉強が極端に出来なかったり、境界性PD（人格障がい）で「人は人、自分は自分」って思う事が出来なかったりと、精神的な障がいなどを持っていた事も、上手に生きられない原因ではあるかも知れないけど。

それでも、俺は諦められなかった。

俺を支配する【孤独】を埋められる何かを探してた。

才能を伸ばして、それに専念したり。
愛情を貰って、冷め切った心を温めたり。
容姿さえ良ければ、きっと愛情なんて当たり前に手に入るだろう。

周りは俺が望む何かしらを持っていた。
だからこそ、俺の「何も無い】が目立ったのかも知れないね。

カッコいい人（可愛い人 / 綺麗な人）、スポーツや芸術の才能がある人。
彼女（彼氏）がいる奴でさえ、俺にとっては【羨望】の矛先となった。

昔、適応障がいになって病んだ時に（当時も自殺願望があった）、消えとけば良かったって思う程今が辛い。
俺程人生において【何も無い】人間なんてきっといない。

手放した夢の数だけ、何かしら、ちょっとだけでも手に入れられるなんて…夢のまた夢だった。

才能もない、誇れる容姿も無い、愛されない。
そんな俺に価値なんてあるのかな？

ーーー答えは知ってる。
今まで俺が受けて来た境遇がその答えだ。

世の中が俺に辛く当たるから病んだのに、世の中は病んだ俺を叩くんだ。
それでも今日まで頑張れたのは、俺に1mでも価値を見出す為。

誰かに嫌われない為。
……誰かに愛してもらう為。

でも、そろそろ限界かも知れない。

俺………生きてても良いことなんて無いんじゃないか？
才能を伸ばして仕事にした人や、愛する人と結婚する人。もう何年かしたら、俺の周りはそういった人でいっぱいになる。

そうなったら、耐えられる気しないや。

でも死のうと思っても、あと一歩の勇気が出ない。

生きたいって思ってる人と、俺の命を交換したい。

……殺して欲しい。今それを言うのは不謹慎だってわかってるけど。

どんなに願っても、努力しても、現実は変わらない。
明日も俺は生きるんだろう。

悩みながら、苦しみながら。

早く楽になりたい。