自分を認めてもいいのかなあ。
謙遜しなきゃいけない、
思い上がっちゃいけない、
自分には何の才能もないと
思わなくちゃいけない、
常に常に自省・自責して、
他人の失敗は寛容に許し、
自分の失敗は決して二度目のないよう
徹底的に分析し、対策して、
良く善くあれと生きてきた。
でもこれ、
誰のためになるんだろう。
この道徳的規範を要求する人って
誰?
私ではない。
他人の人生には口を出さない。
私が口を出されたくないから。
責任がなけりゃ、自由もない。
もういいかな。
よい人、やめていいかしら。
くだらないものは嫌いなの。
しゃらくさいものも受け付けない。
かっこつけてばかりで
中身のないもの、大っ嫌い。
わかるよ。
ずっと見てきた。
ほんとうのこと以外をゆるさない、
容赦のない目がここにある。
人ではないモノと、
自分にだけ向けてきたけれど、
もういいかな。
全ての人をゆるし、見守り、
その心に寄り添おうとしなくてもいいか。
そうでなくては、
生きていられなかった。
人類の最後尾に自分を置いていた。
自分が一番下だと思わなきゃって思ってた。
この卑屈さには理由がない。
私は自分のこと、劣ってるって思わない。
人に優劣はない。
自分に寄り添って生きようとする人と、
自分から逃げ回る人がいるだけ。
その時どっちになるかは運。
才能だって運だと思う。
もういいや。
女神さまは廃業します。