中学生です。
家族につけられた、一生残る心の傷。
体の傷は全く分からないくらい治っているけど、10年近く殴られたり、蹴られたり、物を投げつけられ続けたりした恐怖で心が麻痺したみたい。
「子供は親の物なんだよ」人としてすら認めてもらえなかった。
お酒を飲むと子供に当たり散らす親。
だから飲まないでっていうと「何様のつもりなんだよ」
少しでも自分の意見を言えば「子供は親の言うことを全部聞いてるだけでいいんだよ」
だから言われたことだけやっていると「なんで(家事)やってないんだよ」
大人に助けを求めても、関わらないように見ないふりをされた。
何度も蹴られ続けて息ができなくなったあの時、夜中に外に放り出されたあの時、包丁を持って近づいてきたあの時、死ねたらよかったな。
そしたらこんなに苦しみながら生き続けずに済んだのに。
まだ純粋に親のことを信じていたあの頃は、いつも笑顔な僕だった。
周りを笑わせるのが大好き。いろんな人が近寄ってきた。
でもだんだんと、「これって普通?」って思った。
友達の家に行った時、その仲の良さに驚いた。どこの友達もそうだった。
いや、別に仲が良いわけじゃないのかも。ただ、僕の家での『にらむ』という行為がなかった。ただそれだけで、暖かかった。
笑うということには、すごい力があると思う。
僕は笑おうとすると顔がこわばる。
いつか、ちゃんと笑える日が来るかな。
もう、疲れた