考えないつもりでもふとした瞬間にどうしても考えてしまう。思い出してしまう。でもそれはしょうがない、僕の性格はなかなか変わらない。人の性格なんてそんなもんだ。少しずつでいい、そういう時間を減らしていけばいい。少しずつ薄めていけばいい。僕は決めたんだから。さよてんではなく、これからはよーこんへの償いの人生にするって決めたんだ。僕のこんな苦しみなんてあの時のよーこんの苦しみに比べたら全然たいしたことない。どうでもいい。さよてんはもう勝手にすればいい。お金はよーこんへの養育費に全てまわします。遅くなって本当に申し訳なかった。もう少し早く気付けば良かったけど、、、それでも今気付けただけでも良しとしよう。死ぬ勇気がない以上つぐないをこれからの人生の生き甲斐にします。最後くらい父親らしいことをしよう。
あとそういうお店にはもう行かない。この前行って少しは気持ちが和らぐかなと思ったが全然ダメだった。それどころか強烈な虚しさが僕を襲った。無意味だ。もう夜のお店とは関係を切ろう。それに関しては多分さよてんも同じ気持ちだったんだと思う。残念だけどしょうがないな。
