母親の事を
何があっても
守ってやりたかった。
どんなにしんどくても
ほんの僅かな時間でもあれば
母親の部屋に行きその日の出来事など
たわいのない事でも話しを
ずっとしてやりたかった。
自分は戌年生まれな事もあり
自分は母親の狛犬のような存在で
何があっても母親を守る為に
過酷な時間の仕事
毎週のように週末には病院
帰りには、元気があった頃には
ホームセンターの花屋さんで
花を見るのが楽しみにしていました。
店のカーゴに酸素ボンベぶら下げて
それでもお母さんは楽しそうに
色々なものをみていました。
でも、これが現実です。
もう三ヶ月経っても
自分は時間が止まったままです。
まるでハチ公のように
母親のいなくなった部屋で
母親との繋がりを思い返して絶句涙です。
自分もいずれにしろ
母親のもとに帰ります。
母親が自分を産むまでの間は母親1人でした。
今度は母親が先に行った所に
いずれ戻ります。
あの世であろうが
この世であろうが
僕と母親は一緒にいるんです。
姿や声は聞こえません。
それでも一緒に生きてると信じて
今をいきていきます。
その時母親は迎えに来てくれます。